心が不安定な時は思い付きで行動しない、一旦立ち止まってみる

2012年7月28日

テーマ：思考と考察・生き方を学ぶ

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

特に不安が大きかったり悩みやすいという方は
何かすがり付くものが必要なため
人の言葉を信じやすかったり
すぐに騙され、操られやすいという特徴があります。

だからこそ人間不信に陥りやすいですし
依存症にもなりやすいんですね。

それでも不安でいっぱいですから
とにかく何かに頼ろうとします。

このような仕組みは少し学べばわかるのですが
悩みを抱えてる状態だと、自分の置かれている状況がわからないんですね。
ですからどうしてそうなるのかが自分ではわかりません。

わかるのと出来るのとは違うのです。

ではここで少し、信じ込んでしまう仕組みの話をいたしましょう。

私は今までこのコラムで、いろんな内容のものを書いてきました。

私にとっては当たり前のものや、業界や専門家にとっては当たり前のもの
あるいは私が独自に追究したものなど様々です。

もしテレビや専門誌などで取り上げられてた内容を
私が知らずにここで書いたとしても
私への信用が高まるわけではありません。
その内容に対しての信憑性は高まるかもしれませんが。

しかし私がここで書いた同じ内容のものを
テレビや専門誌などで取り上げられてたら
やっぱりそうなのかと、私への信用性が高まりますよね。

私はただ、自分の知ってる事を書いただけなのにです。
カウンセラーなら知ってて当然の、ただの常識であってもです。

たったそれだけの事なのに、他でも同じ事を言ってるんだから
これは疑いようのない内容だろうと信じ込んでしまいます。

どちらが後か先かなんて関係なく、皆が話題にしてるものや
より権威あるものの方に傾倒してしまうんです。

つまり、内容自体に信憑性があろうがなかろうが
それらしい事を周りで皆が騒いでたら
きっとそうだろう、そうに違いないと
自分で考える事を放棄して信じようとしてしまうんですね。

自分で考える事を放棄するというのは
他人の操作に他ならないのです。

しかもそれが権威のある人やものからだとしたら
簡単に引っかかりますし、騙されてしまいます。

私が物凄く権威ある人間だったらどうでしょうか？
それで私が騙すつもりで言っても
もちろんほとんどの人は騙されてるという事にも気づきません。
特に心に悩みや不安を抱えてる人ならね。

まずは、自分がそれ程までに考える力が弱ってるんだと認識する事と
例えそうに違いないと思ったとしても
人から言われるがままに、流されてやらない事。

ここまで言っといて信じろと言うのは難しいかもしれませんが
私のカウンセリングルームは社会的に信用の出来る
京都新聞社が運営するマイベストプロ京都で数年もやってますので
その点についてはご安心してご相談いただけたらと思います。

何だか言えば言うほど自分の首を絞めてるみたいですけどね。

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