言う事を聞いてくれない子供への対応　その2

2011年10月20日公開 / 2012年11月9日更新

前回の続きで
小さい子供がグズった時の対応について書いていきたいと思います。

子供がグズった時には、子供の対応そのものも大変ですが
周りに迷惑がかかってないか、どう見られてるのかと
周囲の目も気になるものですよね。
そうすると余計こじれてしまって、もうどうする事も出来なくなります。

子供自身もグズったまではいいですが
自分でもどう収拾をつけていいかわからないんですね。
あっちに転んでもこっちに転んでも
どう転んでももう自分ではコントロール出来なくなってるんです。

そんな時に頼りになるのが周りの人間だと前回書きました。

これはその場をどう解決したかではなく
必要な人間関係を通して自己を形成していくための
成長過程として大事なことなんですね。

子供を取り巻く周りの人間関係を見てみると
非常に上手い具合に環境のバランスが成り立っている事がわかります。

例えば親が厳しいなら、周りの人間は優しい対応になるものですし
親が甘やかしてるようなら、周りの人間は厳しく接するようになります。
必要悪という言葉があるように
これは何も誰が悪いというものではないんですね。

皆がみんな甘い顔をしていたり厳しいばかりではなく
誰かが悪役を買って出たり、ほんとは厳しい人のはずなのに
なぜかその子に対しては優しかったりするという風に
上手い具合にバランスが成り立ってるわけなんですね。

もちろん本人達が自分でこういう役割を担ってやろうと意識して
人間関係が形成されてるのではありません。
このように自然のバランスがそうさせてるんです。

子供がグズって言う事を聞かないかないからといって
子供を責める必要はありません。
この人は嫌な人だなと、周りの人間を責める必要もありません。
そしてもちろん、自分を責める必要もないんです。
子育ては誰の責任でもありません。
強いて言えば皆の責任で子育てというものが成り立ってるんですね。

これを無視して子育ては成り立ちませんから
何か困った事があればぜひ周りの人間を頼ってみてください。

また、心理カウンセリングは人間教育にも通じてますので
お子さん自身、そして親御さん自身の人間成長の場としても
どうぞお気軽にご相談、ご利用くださいね。

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