準備途中でも即行動しなさい
「今日から咀嚼をしっかりして1時間かけて食事をしよう」と2~3日続いても、1日忙しい日があると、いつの間にか早食いに戻ります。悪習慣はすぐに身に付きますが、良い習慣は中々ではありません。
習慣を簡単に言うとパターン化された思考や行動のことですが、良くも悪しきも一度、習慣になったことを変えるのは容易ではありません。
中でも生存に関係する食習慣は、頭では理解しているつもりでも食の欲望に勝てません。改善できない原因を考えてみると次のようなことが出てきます。
意思が弱い、危機感がない、覚悟が足りない、やり方を理解していない、きっかけがない、褒めてくれる人がいない、などなどこれらは全てできない原因ではなくて、できない言い訳。
冒頭で習慣はパターン化された思考や行動と言いましたが、もう少し詳しく言うと「自らの学習によって後天的に身についた事が、反復によりパターン化された思考、及び行動」です。
習慣は、自分の価値基準、固定観念、概念などによる思考や行動は、アイデンティティに相互作用しているので、アイデンティティに見合った思考や行動になる、または思考や行動に見合ったアイデンティティになります。
本気で習慣を変えようと思うと、現在の自分がどういったアイデンティティを持っているのか、また、未来の自分はどのようなアイデンティティを求めているのかを明確にし、それを具体的に人物像としてイメージします。
習慣化には次のような流れがあります。
「きっかけ」が「欲求」を生み「反応」に結びついて「報酬」をもたらし、更に「欲求」を満たし「きっかけ」に繋がるという繰り返しが習慣化します。
習慣化のための行動変化の4つの戦略
・明確化 → 「現状の習慣」「未来の習慣にしたい意図」「習慣にする方法」などを具体的にノートに書く
・魅力的にする → すでに楽しい習慣になっている事と習慣にしたい事をセットにし、欲求を刺激してモチベーションがアップさせる
・実行しやすくする → ハードルを下げて抵抗感を下げる スモールステップ
・満足できるものにする → 習慣にする行動したらご褒美を受け取る
悪習慣の改善の成功率を上げるには、一番、変えたい悪習慣を1つだけ選び、その悪習慣があることで、どのような支障が出ているのかをノートに書き出す。
次にどのような習慣にしたいのかを明確化し、変えたことでどのようなメリットがあるのかをノートに書き出す。
習慣を変えたことで、未来の自分がどのようになっているかを具体的に想像し、その姿を常にモデリングし、自分のアイデンティティとして刷り込む。
アイデンティティ=思考や行動=アイデンティティ
これが習慣化するフローになるので、ハードルを下げスモールステップでチャレンジしてみて下さい。
あなたの状況・状態・環境などに合わせて当記事の内容をアレンジし実践して下さいね。人はアウトプットすることで学びを整理できます。家族や友人、職場の同僚に自分の言葉にしてアウトプットして下さい。
もう1つ大切なこと、せっかく学んだ知識やスキルを使える場面で使うのを忘れないで下さい。もったいないです。
今回の記事によるご質問がありましたら気軽にメッセージ、或いは「オンライン寺子屋コミュ」で相談して下さい。
あなたにも気付きがありますように
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「絵本のビブリオトークで学んだこと」
待つことを苦手とする現代人のアイデンティティ
【小さな実践】
学んだことを即、実践し改善や検証を繰り返しながら自分のやりやすいカタチに変えていく