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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

怒りの理由にフォーカス

2020年2月3日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: マインドフルネスアンガーマネジメントプラス思考 トレーニング

イライラや怒りの原因


イライラしたり怒ったりする原因は人それぞれあると思います。私の場合、相手の行動が自分の価値基準を大きく下回るとイライラします。

例えば、電車を並んで待っている時、電車が着いた瞬間、横入りする人のようなマナーや決まりごとを守らない人に対してイラッとします。

このイラッとする出来事の視点を変えてみると、相手自身にイラッとしているのではなく、相手の行動にイラッとしていることが解ります。つまり、行動にフォーカスしているのです。

では何にフォーカスするのかというと、相手がとった「行動の理由」です。相手に聞ける場合は理由が明確になりますが、見知らぬ他人の場合、こちらが想像するしかありません。

この事例でいうと、「急いでいて並んでいるのが目に入らなかったのだろう」というのは無理がありますが、こちらの勝手な想像で良いので相手が理不尽な行動をとった理由に意識を向けてみるのです。

とはいえ、一定の割合で傲慢な人や私利私欲のために行動する人がいます。そのようにあなたが判断したら、「あの人は一生、あんな生き方しかできないんだ。可愛そうな人だ」と割り切って関わりを持たずやり過ごすことです。

エモーション

そういう思考のクセをつけると小さなストレスはグーンと減ります。職場でいつもイヤミを言ってくる人に、一度、どうしてイヤミを言うのか理由を聞いてみると、実はイヤミじゃなく口下手なだけとか、あなたに興味を持っているだけかもしれません。

誰でも自分の行動の理由が解らないことがあります。他人ならなおさらです。相手自身も行動の理由どころか、そんな行動をとっている事態、無意識にやっているかもしれません。

イラッとしたり怒りが湧いた時には、この感情が湧いた理由はどこにあるのかを意識することを習慣にすると、行動にフォーカスしなくなります。


おさらいとして

相手に理由が聞けない時には関わり持たずやり過ごす
顔見知りなら、相手が行動に気付いていないかもしれないので、相手を傷つけないように理由を聞いてみる


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「イジメられる人と怒られやすい人の共通点」
いじられキャラには理由がある

「いじめの入口で言い返せ!」
正しい怒り方



【小さな実践】
相手に理由を聴くと、理由が相手にあるのか、こちらにあるのかある程度明確になり、相手自身にも何らかの気づきが生まれる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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