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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

私たちの時間は平等ではない

2019年1月3日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:人生の軌跡と羅針盤

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 退職 手続き

時間は平等か


よく「どのような人間でも時間だけは平等だ」と言われていますが、本当にそうでしょうか? それぞれの主観で様々な捉え方があると思いますが、私は個々の時間は平等ではないと思っています。

時間を歴史や時代として文献で客観的に捉えるなら平等かもしれませんが、個々の人々が感じた時間の流れは違うはずです。1年を長いと感じる人もいれば短いと感じる人もいるでしょう。

環境や年齢によっても1年という時間の流れは違うはです。今回、何故このようなことを書こうと思ったかというと、私の先の人生を考えた時に、年数で考えるより時間で考え感じた方が、自分が何をしてゆきたいのか明確になるからです。


羅針盤


自分の身体のハンディキャップをネタに使うつもりはありません。ただ健康な人より少し健康管理に重きをおいた上で、これからの時間を有効に使いたいと考えています。

64歳という年齢になって、もう64歳かと考えるか、まだ64歳かと考えるのとでは、これからの時間の密度が変わります。同じ事象でも考え方しだいで結果が変わるのも頷けますよね。


毎年、この時期になると、今年の反省も入れながら来年の豊富を考えます。来年の私の豊富というより、課題は「時間の有効利用」です。どのようにもとれる抽象的な課題かもしれませんね(笑)

生徒さんの時間


30代から80代のステンドグラスの生徒さんの、今年と来年の時間の使い方を聞いてみました。

・自分の身体が心配でステンドグラスができるかどうか心配

・今年は自分の時間を有効に使えたと思うので、来年は離れて暮らしている娘 の子育ての手助けをしたい

・先の時間が短いので初心に返ってパソコンを勉強したい

・今まで自分の家のことを中心に考えて家族のために生きてきました。子どもが巣立ち主人が退職し、私自身、身体を悪くしたので生活が変わりました。それに最近、友だちを亡くして落ち込んでいます。来年は自分と家族の健康に注意したい。

・子供が大学を卒業し、これからは私自身が親孝行をしたいので、もっと仕事を増やして収入を得たい。今年の反省として、目標を設定しているができてないことが多く、来年こそスキルを身に着けてたいと思っています。一方で趣味のステンドグラスの新たなチャレンジで楽しみ方を発見した年でもありました。

・長いブランクがあったが、ステンドグラスの作品を増やしたい。

・情報誌を見ていて健康面で気をつけたいと思った。生活面で変わったことといえば、孫ができて家の掃除をするようになった。私は共働きだったので、子どもをどのように育てたかわからなかったが、孫を見ていると子育てに余裕の目で見れるようになった。ステンドグラスは楽しいが、娘のことや寝たきりの母の面倒もみたい。

・私のところは転勤族です。その中でも舞鶴は長い方ですが、この度、また転勤になりましたが、今回は子供のことがあるので私は舞鶴に残り、主人は単身赴任です。そんなことで生活が変わり、やっと落ち着いたので来年は委託の作品をつくりたい。

・夕方から働いているのでステンドグラスができず、生活のリズムが不規則で負のループになっている。職場でも売り場の商品の匂いで過敏症になっているのでかなりストレスがある。

・今年の秋に母が入院したので生活が変わった。資格試験をトライしているが集中力で年齢を感じる。来年は地域活動もしたい。


このように専業主婦の方も共働きの方も、様々な事情の中で、何某しかの課題を抱えています。でも、考え方ひとつで行動が変わります。嫌なことや苦痛も、全部ひっくるめて楽しめて密度の高い時間にしたいものですね。

さて、あなたは神さまから与えられた時間をどのように使いますか?



【小さな実践】
今年1年の時間の使い方を具体的に書き出してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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