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コラム
とんでもなく似てるAIの進化と幼児教育
2018年10月20日 公開 / 2020年10月25日更新
脳の仕組みとAIの共通点
最近、AI(人工知能)という言葉が多くの人に知られてきましたが、実はAIの研究が学問として確率したのは1956年 私が2歳の頃ですから、AIには長い歴史があるのですね。
AIは人間の脳をモデルにしていることは誰でも知っていることです。脳のネットワークは、千数百億個ものニューロン(神経細胞)で形成されているそうです。そしてニューロンは脳だけでなく、機能や形は違いますが末端神経にもニューロンがあります。
このように考えると、人間の身体の構造は、神の領域のように思えてくるから不思議です。ニューロンのネットワークは電気信号によって継っているという説に、電気信号だけでなく「波」もあるという説もあるようです。
AIと人間の違い
AIは計算やデータベースから抽出する作業は得意ですが、感情はもっていません。感情があるように感じるのは、人がプログラミングしていることだけを、物理的に学習しながら対応しているからです。
私たちの感情は、体験があって初めて感じるもので「痛み」「苦しみ」「悲しみ」「喜び」「恋」「怒り」などの感情は、過去の概念に基づき、それと対比しながら感情をつくっています。体験があるから言葉の意味を理解できるのですね。
でも、ここである疑問が湧きます。作家が人を殺したことがないのに、コワイほどの描写ができて、私たちに感情移入させることができるのは何故かという疑問。
これは作家が、過去において近い体験をしたり、体験者にインタビューし、自分の感情に置き換えて足りないところを埋めているからです。
このように考えると、AIも近い将来、疑似体験をしながらココロを持つことができるかもしれませんね。
幼児教育
ところで、AIは子どもの成長過程に似ていると思いませんか? 幼児は体験が少ないので、本能的な感情以外は大人のような繊細な感情はありません。なので親は子どもに体験させながら、社会で自立できる必要な感情を身に付けさせます。
それと同時に、社会生活に適応するために望ましい生活習慣を身につけさせるのも親の責任です。つまり親の習慣は、そのまま子どもに受け継がれます。もし親が体験したことがない事を子どもに教育する時は、疑似体験を教えることになります。
子どもに正しい判断基準が備わっていれば、子ども自身が体験しながら修正して学習できますが、幼児教育の段階で親の疑似体験がズレていると、成長すると修正が難しくなります。
子どもの感情をコントロールできるようにするには、親に専門知識とトレーニングが必要です。例え幼児教育ができずに、成長して概念ができあがっていたとしても、正しい専門知識とトレーニングで、マインドセットやセルフイメージを変えることは可能です。
人は、何歳になっても、いつからでも、人生を変えることは可能ということですね。
【小さな実践】
子どもは禁止されることで概念が生まれ、自由の意味が理解できるようになる
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