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コラム
子どもを叱っても行動しないのは大人も同じ
2018年10月17日 公開 / 2020年10月25日更新
脳科学
学生の頃から、人の共通心理に興味を持ち、建築の勉強そっちのけで心理学に没頭した時期がありました。そんな私なので、脳科学がブームになりかけの頃から脳科学のタイトルが付いた本に興味を持って読みあさりました。
脳科学に興味を持っている方はご存知だと思いますが、脳は「否定語を理解しない」って聞いたことがありませんか?
セミナーのネタでよく言います。「皆さん、ペンギンを想像しないで下さい」と言われると、必ず皆さんの頭に、ペンギンの姿が浮かんでいるでしょう。
これは「ペンギンを想像しないで下さい」と言っているにも関わらず、脳はペンギンをイメージし「想像しないで下さい」という否定語を理解していないということです。
否定語と肯定語
家族が出かける際、「事故に合わないようにね」「忘れ物をしないようにね」このような声がけをしていませんか? このように否定語で声がけされても、脳は「事故」や「忘れ物」しか意識していません。
もし脳に理解させるのだったら、「運転に集中してね」という肯定語で言えば、「運転に集中」と理解してくれます。 「今日必要なモノは持っているの?」と言い換えると、忘れ物を自分で点検する習慣が自然に身に付くでしょう。
このように、普段から肯定語を使うトレーニングをしていれば、思考が変わり行動が変化します。特に子どもの教育にも具体的な肯定語を使ってみて下さい。
「それはダメ!」「これはいけない!」という否定語をやめて、あなたの気持ちと、こうなったら嬉しいという理由を肯定語で言ってみて下さい。
例えば、「ママ、◯◯だから、◯◯してくれたら嬉しいな」この◯◯の中に、あなたの気持ちや理由を伝えるようにしてみて下さい。気持ちや理由に納得できれば、子どもが自ら行動できるようになります。
是非、お試しを(*^^*)
【小さな実践】
普段の会話の中で、もし否定語を使ったとしても、言い直すことを習慣にする。このトレーニングを継続すると、あなたの周りで何が変化するかを検証してみる
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