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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

頼み事を断られにくくするには

2018年9月17日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

あなたは、人から用事を頼まれると断りにくいタイプですか?
私の事務所に、このような営業の電話がよくあります。

「社長、少しだけ話を聞いてもらえませんか?」

この場合の「少しだけ」と言うのは、「時間はかからないので取り敢えず聞いて下さい」という意味にとれますが、一度聞いてしまうと中々、切らせてくれません。

私は意地悪なので相手がこのように言うと「少しって30秒くらいですか?」と聞き返します。


営業トーク

営業する際、お客様に「Yes」しか言わさないトークを営業マンは使います。例えば、「今日は天気が良いですね」というような一般的な挨拶で、お客様から肯定的な言葉を引き出しながら本題の営業に呼び込みます。



アイデンティティ



積極的な行動


私がまだサラリーマンだった頃、突発的な仕事を嫌がるAさんという部下がいました。やってもらいたい仕事をAさんに頼む際には、Aさんにやってもらう仕事を2つ用意しておいて、最初にAさんには負担が大きい仕事の方を頼みます。

気の進まなそうなAさんに、間髪をいれずに本来、Aさんにやってもらいたかった本命の仕事を「では、これだけでもやってもらいたいんだけどなぁ」と頼むと、二つ返事で引き受けてくれます。

この心理は、負担が大きい仕事の次に、軽い仕事を与えられたAさんは、私に譲歩させた罪悪感を軽い仕事を受けることで償う気持ちが働きます。これが、相手に貸しを作っておいて、頼み事をしたときに断りにくくする心理作戦です。

こうしたテクニックは、プライベートでは使いません。でもね。本当は相手に貸しを作るという考え方より、相手に喜んでもらうことを考えた方が、回り回って自分の喜びに繋がると考える方がステキですよね。



【小さな実践】
相手が積極的に行動する気持ちになるには、
どのように指示したら良いか書き出してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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