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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ)

OFFICE SAELA

コラム

家づくりの根っこは家族のカタチ

インテリア・建築関係の女性専門家

2018年6月7日 / 2018年8月17日更新

数年前、お客様が新築した時の話。
そのお客様が元々住んでいたご自宅は、
お子様も幼く、オモチャや洋服が床に散乱し、
足の踏み場もないくらい物があふれていました。

そんなわけで、
いつもファミリーレストランで
打合せをしていました。

そのお客様には、
「引越しの時がチャンスなので
とことん断捨離してスッキリした状態で
新居に入って下さい」と打合せの度に
言っておりました。


数ヶ月後、
完成した新居のパーティーに
招待して頂いたのでお邪魔すると、
不必要な家具もモノもなく、
まるで別人が住んでいるかのような
住まいに大変身していました。

ところが、
数年経って、たまたま近くを通ったので
そのお客様のところへ伺ってみると、
お客様はバツが悪そうに私に、
「せんせ、一年でこんなになりました」
とおっしゃるので中に入ってみると、
ものの見事に以前のように
モノが散乱した状態に戻り、
家具も以前にもまして増えていました。

新居は収納も多く設けていたはずです。
家族の変化と言えば、
お子様が成長しただけです。


実は、こういうことが起きる
根本的な原因は、お客様の悪習慣にあります。
長年、建築業界に携わると
このようなご家族を多くみています。

いくら打合せで
出し尽くすくらい話しても、
実際に新居で暮らし始めると
次から次に問題が出てきます。

その原因は建物の計画時に、
家族全員の生活習慣を家族が
把握していないところにあります。

どういうことかと言うと、
家族の生活習慣は、
長年かかってしみついたもので、
幼少の時の生活環境や価値観、
親の人生観などが影響している
根深いものです。


この頃の私は、どうしてこうなるのか
理解できませんでした。 







話が少しズレるかも知れませんが、
家族のライフスタイルは、
お子様の進学や就職・結婚・出産などの
人生の節目で変化してゆきます。

一口に「ライフスタイル」と言っても、
衣・食・住に関する生活様式や行動様式、
さらに人生観・価値観・習慣などを含めた
個人の生き方やアイデンティティーが
含まれています。

ライフスタイルは、
家族でもそれぞれ違うし、
時間を追うごとに社会や人間関係、
環境の変化に伴って少しずつ変化します。

一般的なライフスタイルは
5年単位で大きく変化すると言われています。


例えば、
お子様の成長に合わせて考えると、
小さいころは豊かな想像力を育むために
ゆとり空間や、成長を見守るために
家族間のコミュニケーションが
近い間取りを考えます。

やがて、
お子様が思春期を迎えるころには、
プライベート空間や快適な学習環境を
整えるようになってくるでしょう。

このように、
お子様の成長過程だけをとっても
家族のカタチが変わります。


これからの少子高齢化社会では、
数十年前と比較して
リタイヤ後に自宅で過ごす期間が
20年とも言われています。

老後の生活環境の変化に伴い、
暮らしに合わせた住まいが必要になり、
住まいの環境に加えて、家族のカタチも
コンディショニングする時代に
なったのではないでしょうか。



【小さな実践】
5年後、10年後、20年後の自分を
想像したライフスタイルを具体的に書き出してみる



 

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