【先人の教えを活かす古典ヨガ。「気づき」の大切さ】
ひとごとではなかった
家人の罹患から、私自身の罹患、心身の変化とココロやマインドの動きを俯瞰しておりました。
なにか参考になれば幸いです。
時には、色々キツ過ぎて泣いたりもしておりましたが、人間だもの(/_;)
苦しいときは本当に苦しいものです。
特に肉体の痛みと高熱は、元気だった私を一気に消衰させました。
全力で走っていたところ、急ブレーキがかかったような感じです。
…3日間は、苦痛と時間が過ぎるのを待ちました。
無事に回復した今、抜けないトンネルはないのだとほっとしています。
経緯
1月29日 家人「喉が痛い」熱を出したものの、キット検査陰性。
念のため隔離、トイレ、食事別。
※ここでトイレ前の廊下を共有すべきではなかった!
家庭内感染を防ぐために
1月30日 家人「発熱」今度は陽性。 ※早めの検査は反応せず、要注意。
一家は濃厚接触者として7日間外出自粛。
28日までは期間が10日間だったので、短くなってよかったなんて思っていた。
1月31日 私「喉が痛いかも」
2月1日 私「発熱陽性」
◉ 6歳~49歳ならば自主療養で良かったけれど、51歳なので病院へ。
PCR検査陽性。薬の処方。 地元発熱外来は毎日大忙しだという\(◎o◎)/
◉保健所から電話。コロナのしおりなるものを拝読するも、高熱であまり理解できず。
毎日の健康観察LINE登録。電話での確認も来る。緊急時はこちらか119へと電話番号をメモ。
一番しんどいときにやることが多いので、事前にお住いの自治体のしおりに目を通しておくと良いかもですね。
神奈川県自宅療養しおり
そして続々と、家人全員「発熱陽性」、以降各自各部屋で、ひたすら白湯を飲み、自分で出来る事を。
今回、古典ヨガで切り抜けた3つ。
まずは①不安
日頃からヨガ的な思考で『意味のないことは起きない』と理解しているので、必ずこの現象から何かしらの学ぶべきものがあると思っていました。
実践したのは、最悪を受け入れ、手放したくないものを手放すことでした。
一家感染となると人の目も気になります。教室を休講しなくてはなりません。大事な予定もありました。
ああしたいこうしたくない、そんなものを手放すことが出来たのは、古典ヨガで様々な『小話』と『スートラ』に出会っていたこと。
ニャーナム ワンギア マナディル バイヤム アリア―ドゥ。
そして『アンタカラナ』という、見えない思考のシステムを学んでいたからです。
しかしながら、陽性とわかってまず胸がざわついたのは、私の接触者。
大切な生徒さん、友人、仕事場、ご近所
誰かにうつってはいないだろうか?
1月29日午前 活動家である夫と地域のごみ拾いで海岸に15人ほど集まったのですが、ウイルスが入り込んだのは家人と接触した29日の夜。
ほっ
誰にもうつすことなく完全に家族内での感染にとどまり、不幸中の幸いでした。
症状としては、悪寒が最高に強かったです。
高熱、頭痛、歯痛、首肩腰背中痛、吐き気、胃痛、不眠、倦怠感、弱気…
体調は全身最悪ではありましたが、嬉しいこともありました。
独りじゃない
始めに陽性になったことを伝えられたのは「親友」でした。
弱音を吐ける存在がいるのは本当にありがたい。
心身がもろくなっている時、頭ではわかっていることも出来なくなる。
そっと、強く、支えてもらいました。
そして教室の生徒さんへ。
すると、70代の生徒さんから連絡があり、
「知らずに教室に来てしまう人がいるかも知れないから、いつもの時間に待機します。ご安心を」
といって下さって。ありがたくて涙がでました。
以降、玄関に届く食材の箱、箱、袋、箱。
毎日の励ましのメッセージ。
人に支えられ、人は勇気が湧くものです。
コロナのバカ。
前向き人間の私でさえネガティブに襲われ、
何もなかったことにしたかったのを覚えています。
でもその何倍ものありがたさに襲われて心が震えました。
もしもの時は思い出してみて下さい。
意味のないことは起こらないのだと。
そして、カーラ(時間)が解決してくれる。
呼吸を忘れずに無理をせずに、耐えることも必要です。
起きている現象を裏表なく受け入れ対応し、そのコインの両面を体験して下さい。
太陽が昇り月が昇るように、自然のダルマは絶対に間違えないのです。
次回はウイルスによる全身の痛み、特に腰痛の緩和について。
くれぐれもご自愛くださいませ。
鎌倉ヨガ教室
中里えみこ