叱る時に使ってはいけない言葉(NGワード)
先日、さぬきっずコムシアターさんからお声がけをいただき、
保護者の皆さまに向けてアンガーマネジメントをお伝えする機会をいただきました。
数年前、コロナ禍にWEB開催で担当させていただき、今回は2回目。
今回は託児付きでの開催。
募集開始後すぐに満席になったとうかがい、関心の高さに驚くと同時に、
とても嬉しく感じました。
当日は、熱心に耳を傾けてくださるお母さん方ばかり。
「最近イライラしたこと」を書き出すワークでは、ある興味深い傾向が見えてきました。
実は――
子育て中の保護者向け研修では、「子どもに対する怒り」よりも、
「家族や身近な大人へのイライラ」が多く挙がることが少なくありません。
今回もまさにその通りでした。
なぜなのか。
背景にはいくつかの要因が考えられます。
たとえば、近しい関係ほど無意識の「期待」が生まれやすいこと。
パートナーに対しては「同じ保護者として分かってほしい」「こうしてほしい」という思い。
あるいは、親世代との価値観の違い。
善悪の問題ではなく、ただ時代が違うというだけで、感覚は簡単には重なりません。
身近な関係ほど、怒りは強くなりやすい。
これは感情の性質として、ごく自然な反応でもあります。
人を傷つける怒り・人を動かす怒り
怒りは
・力の強いところから弱いところへ向かいやすい
・身近な相手ほど強くなる
・直接の原因とは別の対象へ向かうことがある(矛先を固定できない。八つ当たり)
・伝染力が強い
・しかし、ときに自分を動かすエネルギーにもなり得る
怒りは、単純な「悪者」ではありません。
扱い方次第で、人を傷つけもすれば、人を前へ進ませもする、不思議な力を持った感情です。
日常の中で少しだけ怒りの仕組みを知り、少しだけ距離を取れるようになる。
それだけで、子育ての風景は驚くほど穏やかに変わります。
今回の時間が、皆さまの日常にそっと役立つヒントになっていれば幸いです。
そして、もうひとつ。
さぬきっずコムシアターさんは、
長年親しまれてきた古民家から旧城北幼稚園の園舎へ移られるとのこと。
あの温もりに満ちた空間で最後の研修を担当させていただけたご縁に、
静かな感謝の気持ちが込み上げました。
場所は変わっても、想いは変わらない。
新しい場所でのさらなる歩みを、心から応援しています。


