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谷川由紀

人材開発・組織開発・アンガーマネジメントのプロ

谷川由紀(たにがわゆき) / 社会保険労務士

高松太田社労士事務所

コラム

SNSとの付き合い方

2017年12月10日 公開 / 2021年1月22日更新

テーマ:アンガーマネジメント

コラムカテゴリ:法律関連

以前、友人から「SNSに疲れたので、しばらく辞める」という連絡をもらいました。

その後に会う機会があり、理由を聞くと、
『〇〇さんと仲良しのはずなのに、他の人には「いいね」してるのに自分にはしてくれない』とか、
『同級生の△△ちゃんの、キラキラしながら活躍している投稿をみていると、自分も頑張らなければと焦ってしまう・・・』
等の理由でした。

エッセイストの「しみず だいき」さんが、以前、下記のようなエッセイを書いていました。

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自分のメールには返信がないのにFacebookは更新されている…とか
電話をかけても 出ないのにtwitterでつぶやきがある…とか
LINEが既読なのにリアクションがない…とか
他の人には「いいね」してるのに自分には「いいね」してくれない…とか
便利になった分だけ、悩みも増えている時代ですがあまり相手に依存したり、期待しすぎないことです。

人がこう変わるべきだとか、これをすべきだとか、これをシェアすれば相手が変わるかも
とか、期待しすぎないことです。

人間関係だけではなく、「人生はこうあるべきだ」とか、「自分はこうあらねばならない」とか、「べきだ」「ねばならない」を持てば持つほど深刻になります。

ところが人は、自分が「べきだ」をいかにたくさん持っているかに無自覚です。
当たり前になりすぎていて、「べきだ」という正しさと同化しています。

たまには 、当たり前と思っている一番根底的な価値観から検証してみるといいでしょう。
「べきだ」の数だけ深刻さが生まれていたことに気づくでしょう。

そうやって生きることで、何を得ようとしていたのか、何を証明しようとしていたのでしょうか。    

すでに今、あなたは「愛されていて」、「幸せである」ということが腑に落ちれば、あなたの世界が激変します。
    
何かを探し求める人生から、何かを創造する人生へ。
まさに今、どう表現するか、どう楽むかということに興味が移ります。
    
他人の期待ではなく、自分の期待に応えるようになります。   
幸せを求める人生から幸せに生きる人生にシフトするのです。
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アンガーマネジメント研修でも、「怒りやイライラの原因」は、
「こうあるべき」や「こうあらねばならない」、「~のばずだ」「ねばならない」といった『べき論』にある
とお伝えしています。

友人に、この話を伝えました。
すると、「自分はこうあらねばならない」とか、「べきだ」を持てば持つほど深刻になる、ということに大きく頷き、
「私には、私のことを愛してくれる家族や友人がいるもんね」と、笑顔になりました。

私も、幸せを追い求める人生ではなく、幸せに生きる人生を歩みたいなと思っています。


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