6ヵ月になる娘が居ます。私に母性が有るのか不安です。育てていけるのか不安です。
色々な人のお話を聞かせていただいていると、「あぁ、これまでと違う感じになってこられたなぁ」と肌で感じる瞬間があります。例えばこれまで怒りや恨みや悲しみの感情の不毛な冬の嵐に巻き込まれて自分自身を見失てしまっているかのようなお話しぶりであった方が、ある時期を経ると次第に自分自身を少し客観的に、そしてある意味暖かく見つめて語るようなお話の内容に移っていかれるのです。
これはカウンセリングの中ではしばしばみられることですが、このような「自分を見つめる暖かいまなざし」が自然発生的に芽生えてくると、その方の表情や身体の緊張がほどけてきて、お話を聞かせて頂かせているこちらの心の中にもなんとなく安心感が芽生えてきます。
何なんだろう?この感じ・・・。
何とも言えない肌触りと身体があったまってくるようなこの感じ・・・。
冬枯れしていた木々の枝先に新芽が顔を見せて、新しい命が芽生えてくるような・・・。
きっとその人が変わっていく時、その人の中ではこういう暖かい感じを感じていらっしゃるのだろうな、と、まさしく春を待つような気持ちで、今日もお色々な方のお話を聞かせていただいています。
あぁ早く春が来ないかな・・・。