「自分を認められるべきだ」という気持ちの裏にあるものは？「自己愛パソナリティー障害」

このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。

さて今日取り上げるのは「自己愛パーソナリティ障害」これは「自己愛」と言われるからには、自分が一番すごいと思いこんでいる、あるいは思われたい、認められたいという気持ちが背景にあるパーソナリティの方を指します。もちろん誰でもプライドというのはあるわけで、逆に「自分はダメだ」という思いばかりが優先するとそれはそれで困ります。ですから基本的にはバランスの問題でしょうが、いわゆる「健全な自己愛」という程度ならばむしろ必要なわけです。しかし「自分は特別だ」とか「認められて当然だ」という気持ちが行き過ぎると周囲のとのトラブルは絶えません。

具体的には　１）自分が重要な存在だ、との感覚　　２）限りない成功や、権力、才気、美貌などの理想にとらわれている　　３）自分は特別な存在で、他の特別で地位の高い人だけと付き合うべきだ　４）過度な賛美や周囲からの嫉妬ややっかみを受けて入れと思い込んでいる　５）他人の気持ちへの共感が乏しく、自分ために人を不当に利用しても平気な傲慢さを持っている等の特徴があります。

そう言えばテレビに映っているあの人は・・なんて思い浮かぶ顔もあるでしょうね。最近のアメリカの次期大統領さんもなんとなくそういう匂いが・・・・。だいたい政治家や有名人の中には思い当たる方もたくさんいらっしゃるようですが、それ以上言うと自分の首も絞めかねないので、これでやめときましょう。

もちろん「なぜそんなに自分を特別だと思いたいのだろう？」と考えながらそういう方のお話しを来ていると、それはそれで大変な思いをしながら生きてきたという背景がある事も確かです。なぜそれほどまでに自分が特別だと思わずにいられないのか？
そこには、そうでも思わないければいられないほどの自信のなさや孤立感があるように私には思えます。

◇◆◇　こういうことでお困りではありませんか？◇◆◇
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