<選択制緘黙> 「話さない」のではなく、「話せない」のです。
このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。
今日取り上げるのは「間欠爆発症/間欠爆発性障害」。なんだかものすごい名前ですね。火山地帯の温泉なんかで、「間欠泉」と言って、歩き期間を置いて爆発的に噴出する状態がありますが、まさしくその通り。つまり激しいかんしゃく発作や口論・喧嘩などの攻撃的行動が直近の3か月で週に平均2回程度起こるような状態を指します。または物に当たったり動物に怒りをぶつけたりする怒りの爆発行動がこの1年に3回以上起きているような場合も同様です。
ただしその爆発はあくまでも何かのきっかけに急に起きるもので、計画性のあるものではありません。ですから「爆発」というような表現になるのでしょうね。常々恨みがたまっていて、それを晴らすために行動したと言うような場合は当てはまりません。いわゆる「瞬間湯沸し器」的な状態。いわゆる「キレやすい」ということでしょうが、それが尋常ではなく日常生活に大きな支障をもたらしている場合に適応されます。
以前関わった子どもに、この診断を受けるほど重篤ではありませんが、いわゆるキレやすい子どもがいました。ゲームをしていて負けそうになったら、テーブルをひっくり返そうとしたり、かっとなったら暴言が止まらなくなったり。そういう行動をしてしまうには、彼の場合それなりに背景となる事情があったのですが、他の精神疾患に基づくものや脳の障害で感情のコントロールが効かない場合は、この診断は適応されないようです。
いずれにしても思わず出てしまう粗暴で攻撃的な行動は、周囲も困らわされると同時に、本人もかなり苦痛だと思います。ただの説教では止まらない場合は、心理的な対応や薬物療法、あるいは生活自体をある程度管理する矯正教育を行うことが必要かもしれませんね。
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