<選択制緘黙> 「話さない」のではなく、「話せない」のです。
このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。
さて今日取り上げるのは「離人症」。「現実感消失少症」とも言われる通り、自分が生きている実感を感じられにくくなってしまう感覚を特徴としています。例えば「何をしても実感がわかない」とか「自分の存在が感じられない」あるいは「自分の身体や感情がロボットのように生身で感じられない」などと言うような感覚から、場合によっては「自分の姿を背後から見ているような感じ」とか「身体が宙に浮いているような感じがする」まで色々な訴えがあります。
また現実感が感じられないということでは「見えない膜が張られていて何もかも異次元のように感じる」「目の前に壁があるように感じる」など世界が非現実的で「夢や霧に包まれたような感じ」とも言われます。ただ現実的な作業能力や知的な能力はあまり変化しない場合もあり、なかなか本人の辛さを周囲の人が気が付くということは難しいようです。ですから一人で違和感を抱えながら苦しまれる場合が多く、大変辛い状態です。
これら離人症状は大きく分けて2通りがあり、うつ病や統合失調症や自閉スペクトラム症に由来して現れる場合と、解離に由来する場合があります。ですから「最近何だか自分が自分だという実感が持てない感じがする」という時は迷わず病院で専門医の診断を受けてください。その上で必要に応じたカウンセリング等の対応を考える必要があると思います。
◇◆◇ こういうことでお困りではありませんか? ◇◆◇
「抑うつ障害群」の中の「重篤気分調節症」について
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<選択制緘黙> 「話さない」のではなく、「話せない」のです。
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