<病気不安症> 検査では異常がない。しかし、きっと重い病気に違いない。
このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。
さて今回取り上げるのは「解離症群(解離性障害群)」。「解離」とか「解離性同一障害」とか時々耳にするけど、一体どういう状態なの?と思っている方も多いことでしょう。なんとなく「分解」の「解」と「分離」の「理」だから、バラバラになっているようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかも。確かに症状としては近いイメージもあるかもしれませんが、実は案外私たちも経験している状態でもあるのです。
通常、私たちは、自分の存在をひとつのまとまった存在と思っています。ですから過去の自分と今の自分はつながっているし、自分の身体とこころは一体であるとも思っています。ところが何かのきっかけで「過去の自分」と「今の自分」が同じ自分だと言う感じが持てなかったり、全く記憶が途切れてしまうことが起こりうるのです。また、「自分」と「自分の身体」が一体でなく感じたり、自分のビビッドな生き生きとした感情が感じられなくなったりすることも。こう言うようなさまざまな「自分と言うまとまりの同一性」が破たんした状態を「解離」と言います。
日常的に良く見られる(病的でない程度の)「解離」状態としては、車の運転が挙げられます。皆さん、車を運転中に何か考え事をしている経験はありませんか?本来なら運転に集中すべきでしょうが、ふと気が付くと考え事をしていたと言うような時は誰にでもあるのではないでしょうか。それでも不思議と状況判断しながら運転できていますよね。ああいう時は「考え事をしている自分」と「運転している身体・感覚」は一時的にせよ、「解離している」状態だと言えるでしょう。ただし一時的なもので、すぐに我に返るので現実的には支障がないことが多いので問題になりません。でもずっと「自分が運転している」という自覚や実感なしに、勝手に身体が動いているとしたら、やはり日常生活では大変な混乱に結びついてしまいます。
このような「過去から現在へと連続した自己感覚の破たん」と「意識、記憶、思考、感情、知覚、行動、身体イメージなどの分断」を「解離」と呼ぶのです。では具体的にどういう症状があるのか、それについてこれから簡単にまとめてみたいと思います。
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