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トラウマ(心的外傷)を植え付けられそうな出来事に襲われた時 ①「急性ストレス障害」

岸井謙児

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テーマ:こういうことでお困りではありませんか?

このテーマでは、いくつかのこころの問題について簡単な説明をしてます。もしかしたら自分が当てはまると思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、くれぐれも自己診断せずに、気になる場合は必ず信頼できる専門の医師に受診してください。私たちカウンセラーは診断はできませんが、メンタルなケアが必要な場合はお力になれるかもしれません。ご相談下さい。

残念なことですが、さまざまな重大事故や自然災害、その他の「命の危険」「重傷を負う」「性的暴力のような人格の否定」などの出来事によって、トラウマ「心的外傷」を追って苦しまれている方々がいらっしゃいます。もともとは戦争神経症と言われ前線で大変な体験似合われた兵士の方々に見られることで世に知られて来た疾病ですが、決して戦争だけではなく先にあげたさまざまな衝撃的な体験によって引き起こされます。

ただし、出来事によって心的外傷を受けてから、次にあげるさまざまな特徴的な症状が1か月未満で収まる時、「急性ストレス障害」と呼ばれ、症状が1か月以上続く場合は「PTSD(心的外傷後ストレス障害」と呼ばれ区別されています。
その特徴的な症状とは次の4つです。

1)過覚醒症状:過度の感情の高ぶりや警戒心、刺激に対する過度の驚愕反応、集中困難、睡眠障害などなど。大地震の後の余震などで、心臓が破裂しそうな恐怖を感じるようなこと。
2)回避症状:心的外傷を起こした出来事についての記憶や思考、感情を回避しようとする。その感情に結びつくようなもの(人、場所、会話、行動、物、状況等)を回避しようと努力する。
3)侵入症状:心的外傷を受けた場面を急にありありと思い出されていしまうという、いわゆるフラッシュバックや反復的で苦痛な悪夢に悩まされる。
4)麻痺、あるいは解離症状:つらい記憶に苦しむことを避けるために、感情や感覚が麻痺するため、家族や友人に対して愛情や優しさなどを感じられなくなったり、疎遠な関係になってしまう。

こういうような症状が起きて、最長でも1か月程度継続して、日常生活に支障をきたすようになった状態を「急性ストレス障害」と呼びます。

◇◆◇ こう言うことでお困りではありませんか?◇◆◇
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岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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