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岸井謙児

カウンセリング歴35年、経験と信頼のカウンセリングのプロ

岸井謙児(きしいけんじ) / 臨床心理士

カウンセリング・オフィス岸井

コラム

気がかりな「5月病」の季節が近づいてきました。

2016年4月19日

テーマ:こころの散歩道

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

4月も半ばが過ぎようとしています。皆さんの中には新しい環境に囲まれたと言う方もいらっしゃるのではありませんか?そういう方にとってちょっと気がかりな5月。「5月病」と言う言葉を聞いたことがあると思います。最近では6月病も合わさって使われるようになり、新年度当初の精神的な不調が広がって来ているようです。

実は私は大学のカウンセラーもやっていて、4月~6月には多くの新入学の学生と面談をしています。その中で良く聞く言葉が「気が付いたら、もう周囲はそれぞれグループができていて、その輪の中に入ることができない」と言う言葉です。 いわゆる「(ひとり)ぼっち」の現象です。今の学生にとっては、LINEなどのやり取りを含め、仲間の輪に入れないということは重大危機なのです。5月病・6月病と言われるのも無理ありません。

「5月病」という言葉は、もちろん医学用語ではありません。 やる気が起きない、疲労感が抜けない、人間関係がうっとおしい、身体がだるい、思考力や集中力が低下して考え方が悲観的になってしまう、頭痛・腹痛で苦しむ、食欲低下など、理由のよく解らない心身の不調に陥るのが、5月病(6月病)と言われる現象なのです。もし 医学の言葉で言うのなら、「適応障害」と言われる状態かもしれません。

大学入学や新入社員など、急激な環境の変化についていけずに心身が悲鳴を上げている状態です。多くは一過性のストレス反応だと思われます。 その場合は、そのうち自然に症状が消えていったり、生活習慣を整えることで改善が図れます。 しかし、不調が続いて辛かったり、以前から「うつ状態」の傾向がある場合には、大学の学生相談室や社内のメンタルヘルス相談室へ行ったり、場合によっては心療内科などを受診することも考えましょう。


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