汝の哀しき性(さが)に泣け
これは思い当たる節がある方、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
「あなたのためを思って」「あなたのために」という前置きの言葉の後に続く言葉は、大体の場合において「○○こうした方が良い」というアドバイスが続きます。これはなかなか対応が難しい。「あなたのために」と言う言葉の裏に善意がこもっていればいるほど難しいものです。
なにしろそのアドバイスに従わなかったら「私の善意から出た言葉を無視するのか」と今度は、一気に反転攻撃されることも。だからと言ってその通り従って、上手く行けば「やっぱり私の言うこと聞いて良かったでしょ」と今後も従順を迫られるし、かといって結果が上手く行かなかったら、たいていの場合「そう、残念ね。上手く行くと思たんだけど・・・」の一言で済まされてしまうことも。
これは特別の立場の人(親・教師・場合によってはカウンセラーなどにも)に見られる現象ですが、この特別な人が普段からとても純粋で「いい人」だった時にさらに困ります。だって、そんな良い人を疑うわけにはいかない、拒否するわけにもいかない。
普段からいけ好かない人だったら、それなりに適当に返事をしてスルーするですが、良い人・仲の良い人・関係が近すぎる人の場合は何だかこちらが罪悪感を覚えてしまうから困ったものです。
いやはや、「善意」とか「純粋さ」とか「誠実さ」、と言うもの、さらに「アドバイス」というものは時に相手に取って大変な負担になることを自覚しておく必要がありそうです。
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