6ヵ月になる娘が居ます。私に母性が有るのか不安です。育てていけるのか不安です。
さて先日に引き続き、光と影の話を。
前回、「光」と「影」はそもそも別の物ではなく、同じ形をして反転した存在であると言うようなことを言いました。そして気をつけないと、光にばかり気を取られ影から目をそらすと、一気に光の部分までが影に覆われてしまいかねない、とも。
それは要するに「光と影」はどちらか一方だけでは存在し得ない対極の二つの存在、その両方を抱えていかねばならない、と言うようなことでした。
今、世界中を賑わしているアメリカ大統領戦の共和党候補のトランプ氏とローマ法王の関係こそ、それを目に見える形で気づかせてくれているように思います。ご存知のようにトランプ氏はメキシコとの国境に壁を作ることを主張していますが、それに対し、なんとローマ法王が次のような意味の発言をされたのです。
「壁を造ろうとばかり考えて、橋を架けようと考えない人は、キリスト教徒ではない」
なるほど、ローナ法王のおっしゃることはもっともです。キリスト教徒であるかどうかは別にしても、「壁を作ること」と「橋を架けること」は「光」と「影」のように正反対のあり方でしょう。人としてのあり方や人間愛の観点からは、もっともな発言です。しかし一方でトランプ氏の発言も、かなりの白人のアメリカ人からは支持されているのです。なぜなら現実は、主にメキシコからの不法移民に仕事を奪われてるアメリカ人がたくさん不満を抱えているからです。
ある意味「聖なる光」としてのローマ法王と「アメリカの影」としてのトランプ氏の構図だといってもいいかもしれません。
このような葛藤は別にローマ法王を引き合いに出さなくても、私たちの日常に数々あるのではないでしょうか?正しいからと言って迷いなく受け入れられるものでもなく、間違っていても受け入れざるを得ないこともある。その正解のない葛藤の中で、私たちはどう生きるかをその場その場で一人一人が判断しなければならないのです。その心の揺らぎや自分の覚悟を決める意思決定が生きることの核心なのかもしれない、と思うのですが如何でしょうか?
◇◆◇ こころの散歩道を歩いてみませんか?
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