ちょっといい言葉 ③ 光浦靖子さんの言葉「直そう、直そうと思っていても直せないもの、それが個性」
「人生のことを考えてもよいが、それは休暇のときにすることだ。普段は仕事に専念しよう。自分がやらなければならないことに、全力を尽くそう。解決すべき問題に取り組もう。それが、現実をしっかり生きるということだ。」
かの高名な哲学者、フリードリヒ・ニーチェのことば。
確かにそうなんです。こころの中に色々なことが渦巻いて、もうぐちゃぐちゃになっていても、人間不思議なもので時間になれば腹が減り、夜更けになれば眠くなる。眠ってしまえば、不思議と朝がやってくるのです。そしてまた腹が減り、トイレに行きたくなる。「生きるの死ぬの」と悩んでいる時でも、くしゃみは出るし空腹になれば、ぐぅ~と腹は鳴るのですよね。
こころとは別に、この世には「現実」と言うものがあり、それは私たちの悩みとは関係なく動いているのです。
以前書いたかもしれませんが、私の父が息を引き取り、母と一緒に悲しみに暮れながら病院の屋上に上がり、今後のことを離し合おうとドアを開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、さわやかな風とうららかな春の陽光、そして近くの公園で遊んでいる子どもたちの笑い声、更に鳥は幸せそうにさえずっていました。
あぁそうか、人にとってはこれほど大変なことが目の前に起こっていても、それは自然の一部なんだ、たとえ私がもし死んでも、必ず朝は来て、太陽は輝き、昨日までと何ら変わらない一日がまた始まるんだ、と気が付いたのです。
心配事や悩み事は簡単には解決しないかもしれないけれど、でもちょっとそれを横に置いて、日々の現実を着実にこなすこと。目の前の心配事がすべてのように思っていしまいがちですが、たとえこの世の終わりのような出来事が起きたとしても、ガリレオ・ガリレイに習って言えば、「・・・それでも地球は回っている」のです。
朝の来ない夜はありません。
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