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<身体症状症> 身体の不調が気になって頭から離れない

岸井謙児

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テーマ:こういうことでお困りではありませんか?

最近よくお目にかかるさまざまな問題について取り上げています。ただし私は臨床心理士で、医者ではありません。ですから疾患を診断する立場ではありません。また、もしあなたこれから述べていくような症状に当てはまるとしても、自己判断で病名を診断されることも大変危険ですので、お近くの信頼できる病院に行って専門の診断をしてもらってください。

さて、今回取り上げるのは<身体症状症>と言われる疾患。
<身体症状症>とは痛みや吐き気、しびれなどの自覚的な何らかの身体症状があり、日常生活が妨げられているのですが、自分でその症状をコントロールできないと不安や心配に襲われ鎮痛剤や精神安定剤に依存したりすることもある状態です。

こういう状態は以前は「身体化障害」とか「身体表現性障害」「疼痛障害」などと言われていましたが、DSM-5ではスッキリと「身体症状症」とまとめられました。実際に身体に医学的な根拠がはっきりとは見出せなくても、ご本人が身体症状を訴え、その症状に対する過剰な感情や、考え、行動が見られる場合に当てはまります。

身体症状症

DSM-5の基準を簡単に示すと
A.1つまたはそれ以上の苦痛を伴う、又は日常生活に意味のある混乱を引き起こす身体症状
B.身体症状、または行動で、以下の内少なくとも一つによって顕在化する。
 (1)自分の症状の深刻さについての不釣り合いかつ持続する思考
 (2)健康または症状についての持続する強い不安
 (3)これらの症状または健康への懸念に費やされる過度の時間と労力
C.身体症状はどれ一つとして持続的に存在していないかもしれないが、症状のある状態は持続している(典型的には6ヵ
 月以上)

具体的には、頭痛や腹痛、あるいはストレス性かもしれない腰痛などや、過呼吸や過敏性大腸炎(慢性の下痢)などの身体症状やめまいや動悸などの自律神経症状などで本人としてはとてもつらい思いをしていらっしゃいます。こういう場合は必ず身体的な治療を受けて正確な診断をしてもらってから、必要に応じてストレスを軽減するカウンセリングを受けた方が良いでしょう。必要を感じられたらどうぞご連絡ください。

◇◆◇ こういうことでお困りではありませんか?
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岸井謙児(臨床心理士)

カウンセリング・オフィス岸井

カウンセリング暦35年。子供から大人まで、うつ・対人関係の悩み・発達障害・不適応・ひきこもりに関わる問題に丁寧に、かつ誠実に対応します。また全国から電話・スカイプなどでも相談を多数受け付けています。

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