「物語」は明日を生きる力を産み出す
ちょっと前に世間とある年齢以上の(?)女性をやきもきさせたSMAP解散騒動。結局はなんとか元のさやに戻ったようで、このまま一件落着か、とも思いました。が、この件については、多くの人が色々なことを考えたみたいですね。
もちろんアイドルグループなのですから、いつまでも元気で活躍してほしいと私も思いますが、一方でメンバーも年齢を重ね、ある意味中年(?)の域に入った男性たちです。彼らの生き方をご自分の生き方に(無謀にも!)重ねた中高年の男性も少なからずいたのでは?
私もその一人です。なんだか他人ごととは思えない気持ちでちょっとやきもきしました。
ところで「人生の四季」という例えがあります。スイスの心理学者、精神科医ポール・トゥルニエの著書で有名です。
ごく簡単にまとめると
人生の春:幼年時代はまさに人生の「春」であり、一人一人の子どもは宝を内に秘めていて、花開く準備をする時期
人生の夏:青年時代は自分自身の実存的意味を十分に自覚すべき時期
人生の秋:中年期は人生の真の意味を発見することに目覚める時期
人生の冬:老年期は死への接近
簡単に言うとそういうことなのでしょうが、私も含めSMAPのメンバーも、人生の夏から秋への移行期に差し掛かっているといっても良いでしょうね。
「あんたとSMAPを同じレベルで語らんとって!」という声も聞こえてきそうですが、でもなんとなくわかるですよね、「俺の人生これでいいんやろか?(SMAPは関西弁ではないでしょうが)」という問いかけに心がザワメク感触が。
若い頃と同じじゃ進歩がない、これからは人に左右されない、自分だけの自立した生き方をして見たい、と思う心は、多くの中高年の諸兄に共通する心理ではないでしょうか?もちろん最終的には、それぞれがそれぞれの判断に従って自分の生き方を決めるべきことでしょう。色々な事情があるので何が良い判断かは、それぞれが自分の生き方をかけて判断する結果なのです。
そういうことを考えていると、思わずSMAPの初期に自分の夢を追い求めて脱退した森君のことが思い出されました。
今回のSMAPの謝罪会見を見ていると、なんだか自分の生き方を振り返ってしまい、歳をとって感傷的になってきた私でした。
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