<選択制緘黙> 「話さない」のではなく、「話せない」のです。
最近よくお目にかかるさまざまな問題について取り上げています。今回は、 <全般性不安障害>について
私は臨床心理士で、医者ではありませんので、疾患を診断する立場ではありません。また、もしあなたこれから述べていくような症状に当てはまるとしても、自己判断で病名を診断されることも大変危険ですので、お近くの信頼できる病院に行って専門の診断をしてもらってください。
以前取り上げた<社交不安症>周りの人が自分のことを悪く言ってるんじゃないか、バカにされているんじゃないか、と不安が消えない状態でしたが、今回取り上げる<全般性不安障害>は生活の中の多数の出来事が心配になって、くよくよと気になって仕方がない状態です。
有名な精神科医は「なぜ人間が不安を持つのか、ということよりも、むしろなぜ人間が大部分不安を持たずに生活できるのか、ということの方が説明が必要だ」と指摘していますが、仕事・家族・人間関係等、私たちが不安になる要素は身の回りにたくさんあるのです。ですからこの病気で苦しまれている方の数は予想以上に多いようです。
DSM-5(米国精神科医学会:精神疾患の診断と分類の手引き)によると
A.(仕事や学業などの)多数の出来事または活動についての過剰な不安と心配(予期憂慮)が、起こる日の方が起こらない日より多い状態が、少なくとも6か月間にわたる。
B.その人は、その心配を制御することが難しいと感じている。
C.その不安および心配は、以下の6つの症状の内3つ(またはそれ以上)を伴っている。(注:子どもの場合は1項目だけが必要) (1)落ちつきの名さ、緊張感、または神経の高ぶり (2)疲労しやすいこと (3)集中困難、または心が空白になること (4)易怒性 (5)筋肉の緊張 (6)睡眠障害
これらの症状が現れて、日常生活が上手く行かなくなってしまった時は全般性不安症と診断されます。
どうでしょうか?あなたに当てはまる症状はありませんか?
病院で不安を軽くするお薬をいただくことも大切ですが、それと同時に心配な思いを口に出して一緒に共有してもらう体験も不安を楽にしてくれる方法だと思います。
もしあなたがそれを必要と感じたなら、どうぞご連絡ください。
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