ちょっといい言葉 ⑬ リンカーンの名言 「あなたが転んでしまったことに関心はない・・・・」
「上手く行っているのなら、そのまま続けよ。上手く行っていないのならそれをやめて、何か違う行動をせよ。上手く行くまで、色々な行動を試してみよ」
なんだ、当たり前のことじゃないか、と思われるかもしれませんが、この原則が実行できている人はなかなかいないのが現実です。実はこの原則は、カウンセリングの一つの方法である「解決志向アプローチ」と言われる立場の基本方針の一つなのです。
何か問題が生じた時に、人はいろいろな対処をします。もちろん上手く行くときも、行かない時もあります。その対処法の中でとりあえず「上手く行っているのならそれを続けよ」、「上手く行かないのなら、その方法に固執せず別の方法を考えよ」ということを絶えず繰り返すことで、いつの間にか問題が解決するのだ、ということでしょう。
ところが人はちょっと上手く行き出すと、欲が出て「もっといい方法」を求めてしまいます。不登校だった子供がやっと保健室登校できるようになったら、次は教室へ、次は授業参加へ、と次から次へと求めてしまう。本人が教室に入りたい、授業を受けたいと望んでいるのならともかく、周囲が「教室へ入れるためのよい方法」「授業参加できるためのよい方法」を求めてしまうと、子どもとしてはプレッシャーになります。とりあえず上手く行っているのなら、それをそのまま続けましょう。時期が来れば
本人が自発的に行動し始めるかも知れません。
また上手く行っていない時は、あっさりと方法を変えましょう。一つの方法に固執せず、柔軟に対応しましょう。しつこくこだわるとますます事態は悪化するかもしれません。
とにかく柔軟に、そして賢明に、あきらめることなく物事に取り組むこと、これが大切なのでしょうね。
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