いじめの体験を歌に載せて感動を巻き起こした二人の少年
まず初めに次のような不思議な体験の話を紹介します。
“小学2年生の子を失った母親は、足音にまつわる体験を話してくれたという。時々起こる仮設住宅の天井を踏む音が、亡き子の歩き方にそっくりで家族全員が確認した。母親は「そんなに悲しまないで、と励ましてくれているのかな」と前向きに感じている。 兄の死亡届を書いた妹の携帯電話に「ありがとう」と兄からメールが入った話。行方不明の夫が発見された後、就寝した妻の布団に何かが入り込み「お父さんだ」と直感した話。いずれも遺族は肯定的に受け止める”
これは何の話かわかりますか?
実はこれはネットで見かけたニュースの一部なのですが、ジャーナリストの奥野修司さんが、東日本大震災の犠牲者と遺族が再会した「不思議な体験」として聞き取られた話なのです。ニュースによると今でも多くのご遺族の方が、津波で亡くなった子どもや身近な人との不思議な体験を体験されているのだそうです。
こういう不思議な体験を否定的にとらえる人もいるということですが、奥野さんはこういう話をきちんとそのまま受け止めて聞かれているということです。こういう現象を科学的に証明できなければ単なる思い込みや間違いである、という合理的な判断もわからないではありませんが、科学がすべてではありません。
そもそもご遺族のこういう体験を正しい・間違っているという軸で語ること自体おかしいことではないでしょうか。正しい・間違っている、真・偽というような軸ではなく、こういう体験がご遺族が「身近な人の突然の死」という、簡単には受け入れられない現実をどうやってこころの中に収めていくか、そのために必要な過程として認めていく姿勢が必要ではないか、と思っています。
奥野さんのレポートはいずれ本として出版されるとか。
興味のある方はゼヒ手に取られてみてはいかがでしょうか。私も是非読ませていただこうと思っています。
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