ちょっといい言葉＜82＞　「どうしようもないわたしが歩いている」

2015年4月11日

テーマ：ちょっといい言葉

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

「分け入っても分け入っても青い山」
「ふとめざめたらなみだがこぼれていた」
「何を求める風の中ゆく」
などの句で知られる種田三頭火の句。

いったい自分は何のために生まれてきたのだろう。
この嫌な、受け入れがたい自分を、どう扱えばいいのだろう。
何度言い聞かせても、どうにも変わらないこの未熟な自分。

人には、得意気に「こうあるべき」と言う自分が、
一方では「どうしようもない」私であるこの皮肉。

「分け入っても分け入っても」空は開けず、
「ふと目覚める」と自己嫌悪に陥りながら
頬を鞭打つ「風の中を」歩き続けることしかできない。

しかしこの句は、そういう自分をもう一人の自分の視点から
「そういう自分が歩いている」と、
外から距離を置いて見つめているような落ちつきを感じます。

「落ちつき」と言えば聞こえはいいけれど
私の場合は「あきらめ」か「開き直り」につながりそうな気もしますが。

あ～ぁ・・(-_-;)

■□■　こんな言葉も・・・　■□■

ちょっといい言葉＜70＞　「おこるな　しゃべるな　むさぼるな・・・・・」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/49197/

ちょっといい言葉　㊷　　人生いろいろ　「足して引き　一つ残れば　いい人生」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/46646/

ちょっといい言葉　㊳　「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければどこにも光はない」
http://mbp-japan.com/hyogo/officekishii/column/46338/