ちょっといい言葉 ③ 光浦靖子さんの言葉「直そう、直そうと思っていても直せないもの、それが個性」
「鳥は飛べると思うから飛べるのだ」 ウェルギリウス
ウェルギリウスって、誰?
そうですよね、聞いたことない名前。
調べてみると古代ローマの詩人だそうです。
ダンテが「神曲」の中で地獄めぐりをするときに
師匠として道案内をしてくれた方だとか。
こういう顔らしいです、会ったことないけど。
さて、それはそれとして、確かに鳥は自分が飛べることを疑ってはいないでしょうね。
「そんな、おれが空なんか飛べるわけがないでしょう。
大体飛び方だって誰にも習っていないんだし・・・・」
なんて思っていたら、ひな鳥は鳥から巣立つことはできません。
なんだか根拠はないけれど、
「きっとなんとかなる!飛べるはずだ!!」
ぐらいの思い込みがなければ、そりゃ高いところから飛び立つなんて怖くてできません。
その根拠のない自信というか、楽天的な思いこみの力で、鳥は大空を飛んでいるのです。
決して羽の力だけで飛んでいるわけではありませんよ。
「きっと・・だめだろう」「どうせ無理に決まっている」なんて思い出したらとたんに、
鳥は飛べなくなるでしょう。
あなたはどうでしょうか?
とはいえ、こんな言葉が残っているぐらいだから、2000年も前の人たちも、
やっぱり自分に自信がなかったのでしょうか。
なんだか親近感もわくけれど、
人間ってホント、あんまり進歩してませんね。
いつの時代もたいして変わらないんだ。
自分だけが特別じゃないね。
そう思ったほうが安心、安心。