ちょっといい言葉 ① 赤毛のアンより <私の経験から言うと、物事は楽しもうと思えば・・・>
<追い込まれた時に大事なのは、目です。死んだ目をしたら、終わりです。>
これは日本でも指折りの宮大工、菊池恭二さんの言葉です。
菊池さんは、43歳の時、原因不明の火災で会社事務所が全焼、さらに貯木場にも火が移り、仕事用の材料が全て灰になり、一晩で負った負債は7000万円だったそうです。
そんな状況を見て、これまでお世話になった施主さんは、もう仕事を任せてくれないのではないか。もしそうなったら一巻の終わりだ、と危機に立たされたそうです。
その時心配して集まってくれた施主さんたちが皆、自分の顔の一点だけを見つめていることに気がついたそうです。それは菊池さんの目だったのです。
「こいつは立ち直れるだけの根性があるのか、射貫くように自分の目を見ていた。怖かったすね」と菊池さんは言われます。
人はこういう時に真価を問われるのでしょうね。
ピンチは人を鍛えてくれる。
菊池さんは、その時うつむくことなく真正面から目を見つめ返し、「必ずやります」と応え、実際に2年後全ての仕事を納期どおりに仕上げたそうです。
もちろんその努力もさることながら、やはり追い込まれた時に、まっすぐに前を向けるかどうか。
最後は気力が勝負。
下を向いてうなだれてしまってはそこまでなのでしょう。
私も頑張らなければ!