骨密度を高めるには
皆様こんにちは。
福岡県朝倉市にある、指定運動療法施設
フクラメディカルフィットネスの
山下純司です。
昨日はスポーツの日でしたが
何か運動はされましたか(笑)
私は日曜、月曜と、自宅周辺をジョギングしました。
※距離にして6キロ程度ですが(#^^#)
さて今回は、
「脂肪燃焼には成長ホルモン」
というお話をさせていただきます。
体脂肪を減らす必要がある方もそうでない方も
理論は頭に入れておいた方がいいと思います。
体脂肪が燃焼するまでの過程
体脂肪は脂肪細胞の中で、中性脂肪として蓄えられています。
この中性脂肪はそのままの形では、エネルギーとして運動時に使われません。
まずは分解する必要があります。
それには、ホルモン(アドレナリン、成長ホルモン等)の働きによって
酵素の働きも活性化され分解されます。※遊離脂肪酸とグリセロールに分解。
グリセロールは肝臓や細胞へ、脂肪酸はミトコンドリアという
器官に運ばれます。ミトコンドリアに入る際、化学反応によりアセチルコリン
という物質に変換され、TCA回路でATPという物質を産生し、最終的には
水と二酸化炭素になります。
大きく分けると、①分解 ②運搬 ③燃焼
分解には成長ホルモンと書きましたが、この成長ホルモンは
きつい筋力トレーニングを行うと、筋肉内に乳酸という物質が蓄積し
これが筋内の化学受容器を刺激します。
この化学受容器は、脳に「きつい」という信号を伝達し
それにより、脳下垂体という場所から成長ホルモンが
分泌されます。この成長ホルモンが酵素(ホルモン感受性リパーゼ)
を活性化し、中性脂肪の分解を促す強い作用があることが
明らかになっているようです。
筋力トレーニング自体が体脂肪燃焼をするのではなく、筋力トレーニング
を行うことで、体脂肪が燃焼しやすい状態にするという事です。
更にこの成長ホルモンは、筋力トレーニング後も長時間持続することが
研究から明らかになっています。トレーニング後5~6時間、海外の研究では
約48時間持続するという報告もあるようです。※個人差はあります。
成長ホルモンの脂肪分解作用を引き出すためにも、
筋力トレーニング⇒有酸素運動
の順序で行うのが理想ですが
必ずしもそうではなく、成長ホルモンによる脂肪分解作用が持続している時間帯
に歩いたり、日常生活動作を積極的に行うことで、体脂肪減少につながります。
何だか筋トレやってみよう!
という気になりませんか?(笑)
トレーニングの理想の順番として
ウォーミングアップ(軽いストレッチ)10分程度
→筋トレ20~30分→有酸素運動20~30分→クールダウン
時間がない時は、ウォーミングアップと筋トレ→ストレッチ
でも良いと思います。
参照リンク
健康・体力アップ情報
脂肪燃焼分解編