厚生労働省がブラック企業334社を公表しました。

影山正伸

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テーマ:労働基準法

 厚生労働省が、労働基準法、労働安全衛生法、最低賃金法等に違反し、検察に書類送検した、全国334社の社名を公表しました。昨年10月から今年の3月までの分が、都道府県別に掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf
 東京都では電通、神奈川県では三菱電機など大手企業の名前も見受けられます。 
 厚生労働省は、公表した日から1年間社名を公開し、毎月更新するとのことです。

 このように社名が公表されてしまうと、だだでさえ人手不足の中、採用が難しくなります。書類送検をされるくらいですから、かなり労働基準監督署でも悪質と判断したものと思われますが、法令違反には十分注意しましょう。

 ちなみにブラック企業とは、特に定義はありませんが、厚生労働省のホームページには、こうあります。
「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、などと言われている。

 

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影山正伸
専門家

影山正伸(社会保険労務士)

影山社会保険労務士事務所

手続業務、給与計算はもちろん、労働基準監督署労災課、監督課での実務経験を活かし、従業員とのトラブル解決、労務管理の諸問題の相談・指導に特に強く、また、賃金体系・人事評価制度の整備にも詳しい。

影山正伸プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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