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八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

改訂版・肩甲骨の下げ方について。~ワンポイントレッスン・パターンその1~

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:肩こり&腰の張り改善の基礎知識

こんにちは、姿勢改善トレーナーの八巻です。

今回から、当コラムの中でも特にアクセスが多い、
肩甲骨の下げ方についてのお話をしていきたいと思います。



肩・肩甲骨の下げ方って、指導する人によっていくつもあるようですが、
姿勢の崩れ方によって、そのやり方が合う・合わないというのがあります。
なので、どういう肩の下げ方が合っているかは実際に診て判断する必要があります。

人の体は千差万別、ゆがみ方もそれぞれ違いますので、
肩甲骨の下げ方・肩まわりのコンディションの整え方もいくつも必要なんですよね。
指導する側の引き出しに方法が一つしかないと、
それに合う人は治せるかもしれないが、それに合わない人は治せないという事になります。

そうならないように、指導者側はいくつものゆがみ方を知り、
それにあった改善方法を用意しておく必要があると思うのです。



という訳で、いくつかの崩れ方に応じた肩甲骨の下げ方について、
回数をわけてお話します。
今回はその1パターンを。


肩甲骨・肩を下げる。パターンその1



肩が上がっているといつも言われる・
肩を下げろと言われるが、上手く出来ない。

そんなお悩みをお持ちの方は多いと思いますが、
まず、肩がなぜ上がってしまうのか元の原因を探す必要があります。

肩の「上がり方」も、いくつもパターンがある。




二つの肩が上がって見える姿勢、
同じような姿勢でも大きく二通りの原因があります。

肩上げ姿勢
腕・肩が実際に上がった姿勢。



一つは、腕や肩回りを力ませて、実際に腕・肩が上がっているパターン。
こんな感じであれば、肩を下げる動作が実際に有効かもしれません。


猫背
胸から体を落としてつくった姿勢。
上の姿勢と見た目は大きく変わらないが、発生機序が違う。


もう一つのパターンは、肩が上がっているようにみえて、
実は体の方が下がっているパターンです。
このパターンの場合は、肩が上がっている訳ではないので、
そもそも肩が下げられません。
バレエの先生などに肩を下げるよう言われても下げられないのは、
このパターンに該当しているかもしれません。


こういう場合は、肩を下げるという発想を変えて、
カラダの方を上へ上げる事をします。

座り姿勢


これで、相対的に肩甲骨・肩の位置を下げます。



どうでしょうか?
今回ご紹介した肩上がりのパターンは、
どちらかというといわゆる猫背タイプの肩に当てはまるタイプです。
その中でも腕・肩が上がっているパターンと、
体の方が下がって相対的に肩が上がって見えるというパターンがあるので、
それによって改善方法はかわるという事になります。

そこを正しく判断することが、改善への早道になります。
次回は、その対処方法エクササイズをご紹介します。
来週金曜日にアップしますので、お楽しみに。

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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