よくわかる、肩こり発生のメカニズム その3
こんにちは、
姿勢トレーナーの八巻です。
姿勢や動作改善の指導を行いながら、
当コラムでもそれらに関する情報を発信しております。
姿勢・歩き方のパーソナルトレーナー
パーソナルトレーナーというと、
筋肉を鍛える筋トレの先生という印象をお持ちの方も多いと思いますが、
私の場合は、姿勢の改善や、歩行動作をはじめとした
体の使い方の指導に特化したトレーニングとなっております。
姿勢改善は、不調脱却の手段!
姿勢や歩き方を指導するトレーナー・コーチは他にもおられると思いますが、
そことも少し性格を異にしていると思います。
私が教える姿勢や動作は、
姿勢を良くする・きれいな歩き方にするという事が「目的」ではなく、
それによって体の不調やスポーツパフォーマンスの改善へ導くための「手段」になります。
体の不調やパフォーマンスの低下は、
骨格の崩れによる関節への負荷の増加や可動範囲の制限、
重心バランスの悪化などが要因でおこると考えられます。
これらが原因であるならば、
姿勢を改善する際にも、正しい骨格の形まで頭に入った上での姿勢改善が必要ですし、
歩き方やスポーツに必要に動作も、
人体の構造上理にかなったものにする必要があります。
不調やパフォーマンスの改善により高い効果を求めた結果、
姿勢・歩き方など動作の改善に特化してきたわけです。
ではここからは、
姿勢や歩き方などの動作改善が、
実際に体にもたらす効果について書いていきますので、
よかったら読み進めてみてください。
姿勢・歩き方改善が、体の不調をカイゼン!
肩こり・腰痛がカイゼン
普段の姿勢が肩こりや腰痛などの体の不調に関係する事は、他でもよく言われています。
作業時の座り方や立ち方、その際の体の力み具合などが影響してきますので、
負担のより軽くなる座り方・立ち方を模索していくといいでしょう。
日常の歩きでも、体がゆがむ。
だから歩きの改善も必須!
体のゆがみがあると、体に不具合が起こりやすいと言われます。
日常姿勢でゆがむ事ももちろんですが、
歩行動作でも体はゆがみます。
利き足や利き腕があって左右の脚の出し方や腕の振り具合が違うと、それでも体はゆがみます。
整体で矯正してもらったり、姿勢を整えてもらったりして楽になっても、
またすぐ元に戻ってしまうという経験をされた事があると思います。
これは歩く時の姿勢や歩き方に、体をゆがます原因があるからなんです。
スポーツでも体はゆがむ!頻繁なケアは必要!
スポーツパフォーマンスにも、大きく影響します。
例えば野球で右投げ右打ちなら、
どうしても同じ方向に力を加えますからゆがみますし、
陸上のトラック種目をする選手なら
常に左回りなので、どうしてもゆがみが生じます。
競技特性で身体バランスが崩れるというのも、
皮肉なものですがある事なんですね。
長年続けてパフォーマンスが落ちてきたと感じた場合、
ゆがみを疑う必要はあるでしょう。
微妙な骨格のゆがみ・ズレが筋力発揮や高効率の動作を阻害しているのかもしれません。
体の機能がより能力を出せるようにするために、
骨格から姿勢を整え、体の機能が充分に発揮出来る状態をつくって、
より理にかなった動作を体に覚えさせるという手順を踏むと、
大きなパフォーマンスの向上が期待出来るのではないでしょうか?
まとめ:姿勢・歩き方に改善のポイントが隠れている
という事で、姿勢・歩き方の改善が、
体の不調やパフォーマンスのカイゼンのための効果的な「手段」になり得るという話題でした。
肩こりや腰痛といった姿勢痛、膝痛・股関節痛・外反母趾といった動作痛の原因は、
姿勢であったり、歩行時の負荷のかかり方によるものであったり・・
パフォーマンスの低下・頭打ちも、体の動作不良が生じているためであったりと、
姿勢や動作を診る事で原因・改善の糸口が見える事が多いです。
長年お持ちのお悩みがあり、いろいろやってまだ改善しないという方で、
まだ試していないという方は、こんな方法もあるとお見知りおきいただければと思います。