【ヒップアップ・脚やせの疑問】何故、太ももの後側は筋肉がつきにくいのか?
こんにちは、
姿勢トレーナーの八巻です。
今回は、腹筋のトレーニングについてのお話です。
トレーニング種目の中でも最もポピュラーな種目の一つである”腹筋”。
グループエクササイズでもやることが多いエクササイズですよね。
今回は、腹筋をするときに、
「お腹に効く前に首が痛くなってしまう」という、
レッスン中にもありがちなケースについて触れていきます。
首が痛くなる人は、
体が「腹筋を上手く使えない状態」になっている!
腹筋トレーニングの形で一番ポピュラーなのは、
上の画像のように頭を起こすやつです。
この動作をすると首が痛くなってしまうのは、
お腹の筋肉で体を屈ませる事が出来ないからと考える事が出来ます。
体を起こすときには、背骨が前にたわんで体の前側を縮ませて起こします。
体の前側を縮ませる事で腹筋が縮んでいくのですが、
お腹側をきちんと縮ませるには、
実は同時に背中側を伸ばしていかないといけません。
↑↑ここ大事!↑↑
トレーニング指導者でもここを言っている人はほぼ皆無のようですが、
縮める側と反対側を伸ばしながらエクササイズを行う事が大事なのだと、
最近すごく感じています。
腹筋をすると首が痛くなってしまう人は、
肩甲骨まわりが縮んで硬くなっていて、
本来なら体を起こす際にストレッチされないといけない肩甲骨まわりが硬く、
縮んだまま床から頭が離れてしまうので、
首の後ろに頭の重さがかかり、そこで頭を支える形になるので、
首に負担がかかって痛くなるのではないでしょうか?
肩甲骨まわりが伸びていくと、体の前側が縮んで腹筋に効いてきます。
では、そんな腹筋で首が痛くなってしまう方のための、
改善エクササイズをご紹介します。
首は痛くならないという方も、より腹筋に効くようになるので、
一緒にやってみましょう。
腹筋が使える状態になる!
首痛改善ストレッチからやってみよう!
座った状態で行います。
このように頭の後ろに手を置き、
後頭部を手で上へ引き上げるように首の後ろからストレッチをしていきます。
(頭を押さえつけるようにストレッチをしないようにしましょう)
肩甲骨と後頭部を徐々に遠ざけるように後側をストレッチしていきます。
これで首~肩甲骨まわりを伸ばす動作をエクササイズしながら、
お腹側を縮める動作も自動的に出来ます。
こんな風に腕を伸ばしながら肩甲骨まわり・背中をストレッチしてもいいでしょう。
この「後を伸ばす」動作を覚えておいて、
いざ仰向けで腹筋をしてみましょう!
腹筋を効かせるための、逆転の発想!
お腹を縮めるのでは無く、”背中を伸ばす”
仰向けになっても今と同じ要領で、
後頭部と肩甲骨を徐々に遠ざけるようにしながら体を起こしていきます。
元々縮ませたい側の反対側がそもそも縮んでいると、
縮ませたい側もさらに縮むのは難しいので、伸ばしてあげると縮ませやすくなります。
これで首の負担が少し軽くなってくれば成功ですが、
やってみていかがですか?
私のトレーニングに参加されている方ではほぼこの方法で改善するので、
きっと正しく出来ると改善効果が実感出来ると思います。
体が正しく動くかどうかで、このようにトレーニングの効果にも変化が出ますので、
体の動かし方にも着目して、トレーニングを行ってみてください。
今回のエクササイズ法は動画でもご紹介していますので、
こちらをご覧頂きながらでも是非やってみてください!