20年発熱していない私がしている感染症予防法。
こんにちは。
今回は、
「なぜ太ももの後側は筋肉がつきにくいのか?」の続編です。
【ヒップアップ・脚やせの疑問】何故、太ももの後側は筋肉がつきにくいのか?
前回は何故お尻や太ももの後ろは、下がったり筋肉が付きづらかったりするのか?
それには体の機能として、そこの筋肉を使う動作を普段していないからだというお話をしました。
具体的には、普段の「歩き」の動作で、
お尻や太もも後の筋肉をあまり使っておらず、
太ももの前やふくらはぎばかりを使って歩いているから、
そのような脚になってしまうのだという事でした。
エクササイズを毎日するのもいいけど、
回数をたくさんやるのも大変・・
でも、歩きながら太もも後やお尻を使う事が出来れば、
毎日自然にエクササイズが出来ます。
という事で、今回は、
太もも後やお尻の筋肉を使い、バランスの良い脚にしていくための
歩き方を練習する方法をご紹介いたします。
足は、着地したところから使う!
太ももの後側を使って歩くには、脚が股関節から前から後に動く事が必要です。
足を前に出すことで進んではいけないのです。
脚に注目してご覧ください。
脚が着地したところから、地面に向けて脚が伸びていき、
その反力で体が前へ進みます。
よく私は指導では、「着地したところから、足の裏を体から遠ざけていく」
というような言い回しで伝えたりしますが、
足を体から遠ざけていくという感覚は、
脚を前から後へ振る動作をするのに必要な感覚・意識です。
その感覚を得るために、一つエクササイズをしましょう。
駅やオフィスでも出来る!階段を使ったヒップ&もも裏トレーニング!
このエクササイズは、階段やステップを使って出来ます。
階段を上る時は片方づつ交互に足を上げて昇っていくと思いますが、
このときの体の使い方としては、
「足を一段上へ上げながら昇る」というよりは、
「足で階段を下へ押し、その反力で体を一段上へ押し上げる」
という考え方になります。
画像を加えて説明します。
一段上に足を載せたところからスタートします。
ここから、足の裏でステップ(階段)を真下へ押し下げていくようにします。
(足を地面の方向に向けて伸ばし遠ざけていくようにします)
すると、実際は下へは伸びていけませんが
代わりに脚が伸びてきて体が逆に上に上がっていきます。
そのまま押し伸ばし続けると、体が一段上のステップ上まで移動し、
次の足がその上のステップに載ろうとしています。
はじめに大きく曲がっていた右脚が最後は伸びていますよね?
そして、骨盤~頭も一段上へ移動しました。
これが進む時の脚の正しい使い方・体の移動の仕方です。
「脚を前へ出して進む」のではなく、
「後ろの脚で体を押し進める」感じです。
一段上へ反対の足が載ったら、今度はその足で同じ事を行う、
その繰り返しで上がっていきます。
そんなイメージを持って普段階段を昇っていただくと、
歩く時の正しい股関節の動作が身についてきますので、
気にしてみてください。
駅の階段や、オフィスの階段でこれをやれば、
階段の段数だけヒップ&もも裏のエクササイズになります。
「脚で体を押し上げる」感覚がわかってきたら、
一段飛ばしでもやってみてください。
この動作でやると、より楽に一段飛ばしが出来ると思いますよ!
また、階段でのこの動作の練習は比較的感覚をつかみやすいので、
平地で歩く前の練習としても大切です。
ぜひやってみてください。