【腹筋と姿勢改善の関係】”腹筋”をやり過ぎると、姿勢は崩れる②
筋肉は、柔らかければいい訳ではありません。
ストレッチをやり過ぎると、却ってケガをしやすくなってしまうかも・・・
今日は、筋肉の柔軟性と、それを促すストレッチのお話です。
ケガを防ぐために、ストレッチが必要と言われます。
筋肉が硬いとケガの原因になるので、筋肉の柔軟性を高めようと言います。
体は柔らかい方がいいと、頑張ってストレッチをされている方も多いと思います。
ストレッチも、やり過ぎは禁物!その訳は・・?
そんな体に良さそうなストレッチですが、
やり過ぎは禁物です!
柔軟性が増した代わりに、筋肉に”張り”が失われてしまいます。
とりわけ、静止状態でストレッチする「スタティック・ストレッチ」は
要注意です。
あまり筋肉の柔軟性を高めることを意識し、
伸ばすことばかりに固執してしまうと
筋肉に必要な”張力”が無くなっていってしまいます。
筋肉が古くなったパンツのゴムのように、緩くなってしまいます。
これでは柔らかいだけで、使い物にならない筋肉です。
また、筋肉は関節を護る役割もあるので、適度な強さ・硬さは無くてはなりません。
柔らかくなっても、古いゴムのように張りが無い筋肉は、
関節をまもってくれず、かえってケガのリスクが高まってしまうのです。
過度なストレッチは、筋肉の強さを奪ってしまいます。
良質な筋肉には、”反力”がある
新しいゴムがしっかり伸び縮みしてくれるのと同じように、
質の良い筋肉は伸ばすと縮もうとする反力が働きます。
これが瞬時に大きな力を生む要因になるので、
スポーツでも必要な能力になります。
この力を促すには、ストレッチでも伸ばす部位を動かしながら伸ばす
「バリスティック・ストレッチ」の方が適していますが、
例えばジャンプしてしゃがむような、
体を大きく動かし尚且つ速い動作を続けて行う事で
筋肉はほぐれます。
張りを保ち、且つ適度な柔軟性を保つには、
伸び縮みの連続動作を大きく行ってあげる事が効果的です。