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コラム
体の力を抜いた方が、大きな力を発揮出来る
2019年9月18日
競技時、なぜ「体の力を抜け」と言うのか?
今回は体の力を抜くことに関して、
スポーツ動作に対するメリットを考えます。
競技時など、緊張で肩に力が入っていたりすると、
「肩(体)の力を抜け」とコーチに言われたりします。
感覚的にも過度に緊張していると、体が思うように動かず、
思うようなパフォーマンスが発揮出来ない事があると思います。
人の動作機能のひとつに、
「反射」
という機能があります。
体を動かすのに、通常は脳から命令を送って動かすところを、
脊髄で命令して動かす機能です。
例えば熱いものに触れてしまったとき、
「アチつ!」
と素早く手を引く動作。
これは反射運動によるものです。
あとは脚気の検査でもよく知られている、
「膝蓋腱反射」
これは膝の腱が叩かれて急激に伸ばされ、それに対して筋肉が元に戻ろうとする作用です。
これらの反射運動は、
「不随意運動」といって、
脳で考える事なく、無意識に行う動作です。
歩きや走りの動作も、
本来は不随意運動です。
足が伸びたら、その反動で足が曲がって戻ってくる…
そんな動作の繰り返しですね。
自動的に伸びる・縮むが反射によって繰り返される訳です。
ただ、この自動的な動作は、
意識的な動作にどうしても負けてしまいます。
姿勢がよくなかったり、力みで常に体に力が入っている状態だと、
反射運動はどうしてもおこりにくくなります。
また、出力的にも、
常に力が入っている時からのさらなる入力より、
脱力している状態からの入力では、
後者の方が瞬間的に大きな力が生まれます。
パフォーマンスを上げるためには、
やはり脱力が出来る方が有利なのです。
力みやすい人が筋トレをすると逆効果
トレーニング指導をしていると、
肩こりに悩まされている方など、すごく体が緊張している場合が多いです。
すごく体に力が入っているんですね。
こういう方の特徴は、
体を動かすのに1の力が必要なところ、2~3・・と必要以上の力を入れているという点です。
こういう方が筋トレ・体幹トレーニングなどを行うと、
ますます体に力が入りやすい体になってしまいます。
こういう場合は、力を使わないように腕を振ったり脚を振ったりというように、
筋肉の緊張をとりつつ、1の力で体を動かす訓練が必要です。
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