【体幹トレーニングの新説】本当に必要な体幹の能力とは、”背骨の動作力”
お腹が出ると、つま先に負担がかかり、アーチがつぶれる
前回に続いて、歩き方・走り方のお話です。
前回は肩甲骨を寄せるとお腹が出る姿勢になってしまうというお話でした。
前回記事
https://mbp-japan.com/tokyo/karadachosei/column/5032104/
走ったり、歩いたりする上で、
この姿勢になると、足への負担が増大します。
前へ進む時にお腹が出ていると、
体が前へ過度に突っ込むような形になり、
次に前に着く足に対して、つま先に近いところに体重が乗ってしまいます。
本来は着地時は前足はかかと寄りに重心があるのが理想です。
かかとの上にまだ体があり、ここからつま先の上まで体が移動していくのが本来の形なので、
着地の時点でつま先に重心があると、前過ぎるのです。
そして、お腹が前に出た姿勢だと、
そこから体が前へ倒れるような歩きになってしまいます。
この時に、足の先に全体重がかかってしまうので、
アーチがつぶされてしまいます。
この過程をウォークやジョグで重ねる事で足が変形してしまうのではないかと思います。
外反母趾の予防は、上半身の姿勢を正しくとる事で出来ます。
姿勢を崩す「肩甲骨を寄せる」動作をすると、
外反母趾のような足のトラブルの引き金にもなりかねないのです。