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コラム
肩の痛みと松坂投手の復活のカギ
2019年8月7日
こんにちは。
以前、四十肩・五十肩はなぜ起こるのかというテーマで
コラムを書かせていただきましたが、
今日はその続編となる記事です。
四十肩・五十肩はなぜ起こる?
”小胸筋”が硬いと、肩の動きが悪くなる
私のクライアントさんにも、
デスクワークを普段されている方などは時々、
「今日は肩が上がりにくいんです」と訴える事があります。
デスクワークをしているとどうしても
体が段々丸まっていき(つぶれていく)、
頭が前へ出るような姿勢になります。
その時の骨格は大まかに書くとこんな感じで、
鎖骨の下位から胸郭が下がってしぼんだような形になります。
この姿勢をしながらマウスを動かしたり、
書き物をしたりすると、肩の前側にある筋肉がどんどん緊張して硬くなります。
それが「小胸筋」です。
黄色くなっているところが小胸筋です。
肩関節のところにある「烏口突起」というところと、
第3~第5肋骨を結んでいます。
腕を上に挙げる時に本来はこの小胸筋は伸びるのですが
ここが縮んで硬くなってしまうと、
上げるのを邪魔してしまいます。
さらに、体に対して肩が前へ巻き出るような形になるので、
簡単に言うと関節の”はまり”が悪くなってしまいます。
”はまり”の悪い状態で肩を動かせば、当然肩への負担は大きくなります。
松坂投手も、小胸筋のケアで復活出来る?!
先日同じ職場の先輩カイロプラクターと、
共通クライアントさんの体の状態を共有する会話をする中で、
中日ドラゴンズの松坂投手の話題になりました。
その先輩が言うには、今回のコラムの内容で話した事と同じく、
「松坂投手も小胸筋が短縮して”はまり”が悪く、腕も大きく動かせなくなっている」
と言う事でした。
松坂投手はアメリカに行って大分太ってお腹も出た印象ですが、
だいぶ体が重くなって、胸郭まわりが下がって上で述べたような感じになっているように見えます。
松坂投手もこの小胸筋をしっかり伸びるようにし、
胸郭の位置を元に戻せば今のように肩をかばいながらのピッチングをしなくてもいいはずだよねと
話をしていました。
実際、現在の松坂投手は肩の大きな動きを使えていないので、
体の横回転を使って投げているように見えます。
これでは往年のボールを投げる事は出来ないと思いますが、
まだまだやりようによって復活は出来ると思います。
近くにいる人がここに気づいてあげられれば一番いいのですが・・。
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