グルーミングルームのある間取り
「分からないから専門家にお任せします」もいいですが
面倒なのか、任せた方が良いモノが出来るを信じておられるのか、よく分かりませんが、ヒアリングする際に良くお耳にする言葉です。
お任せしますと云われるのは、設計者冥利に尽きるのですが、それは当然リスクの多いものになってしまいます。大昔から依頼者の事を知っていて、何も聞かなくても性格から、家族構成まで分かっている様な間柄でしたら、「まかせなさ~~い」って云えるのですが、僅かな情報を元にあれこれプランニングしていくもの程心細いものはありません。
建築は技術と文化の融合だと、学校で教えられて来ました。技術に関しては、ご要望さえ伺えば間違いのないものを造る自信はあります。しっかりと数字で表現できる性能だからです。しかし、文化は数字では表現出来ません。「〇〇の国宝は国宝指数〇〇点だ」なんてことは効いた事がありません。住宅のプランも文化なのです。数字で表現出来るモノではありませんし、何百通りもの回答があり。100点満点の回答もないのです。
そう言う文化的側面まで「分からないから専門家にお任せします」と云われても、一生懸命努力はしますが、それは所詮、設計者の理想とする家であり、依頼者の為の家ではないのです。
どうせなら、ご自分の思い入れを込めた家造りをしませんか?
この動画は、無料で使用出来るバーチャル世界(セカンドライフ)を利用して、お客様と一緒になって、現実に建てる前に、シュミレーションした建物模型です。間取り図面だけでは想像出来ない、空間的な様子が手に取る様に分かります。現実に建てる時はそのイメージしたものが、その通りになっているかの確認作業だけです。建築途上で迷ったり、変更工事等で余計な出費をする事がありません。