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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

段差のある家のバリアフリー

2015年5月13日

テーマ:【賢い家造り】

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: バリアフリー リフォームバリアフリー 住宅バリアフリー 工事

家の中に解消できない段差がある場合の改善例です。
我が家の玄関は一般の床面との間に80cmの段差があり、上り下りがネックになっていました。

当初は、雨で滑りやすい外部に段差がありましたので、これでも安全にはなったのですが、これから老いてゆく将来を考えれば、この際にもっと快適にせねばと考え、4段上がり切りだった段差を6段にして一段の蹴上幅を5cm程度下げました。実際にお年寄りに上り下りして頂いたのですが、快適ですと云うお言葉を頂きました。スペース的にはもっと段差を増やす事は可能でしたが、これ以上蹴上幅をなくすと逆につまづく原因ともなり兼ねませんので、80cmの高低差に対し6段としています。
もう一つ安全策として、階段下にLEDで出来たテープライトを張って段差部分を浮き上がらせています。テープライトは5m巻で一本2000円程です。コネクタやアダプター、施工費込みで3万円程度あれば出来上がります。LEDですので光熱費も殆どかかりません。人感センサーをかませて、人を感知した時だけ光る様にセットしています。

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