マナーうんちく話2119《百歳カフェ「クイズコンテスト」》。腕試しをどうぞ!》
【3度目の正直】
「3度目の正直」という言葉があります。
日本ではよく知られた言葉だと思いますが「1回目や2回目はうまくいかないことが多いが3度目は目が出る」、つまり幸運がやってくるという意味です。
もとの意味は「3度目の神正直」といわれ、3度目には持てる実力が発揮されるようになるので、たとえうまくいかなくてもあきらめがつくわけです。
「3度目が本番」という言葉もありますが、日本では昔から3度というのが大変重要な意味があるようですね。
何事も簡単にあきらめてしまってはいけないという教えでしょうか・・・。
コロナで延期・再延期になった講演会が、6月9日にやっと開催することができました。
コロナ禍で長い自粛生活を余儀なくされた高齢者が「人生百歳時代に向けて、いかに前向きに生きていくか?」がテーマの講演会です。
主催者はハッピーライフ創造塾で司会も講師も体ほぐし体操もハッピーライフ創造塾のスタッフです。
最初の計画では昨年8月の予定だったのが、コロナの急激な蔓延のせいで、土壇場で延期という決定を下しました。
次に今年の1月に開催する予定で進めましたが、これも同じような原因で講演会の前日に急遽取りやめになり、まさに3度目でやっと開催出来たというわけです。
【開催まで苦労の連続】
講演会はセミナーや研修会と異なり、比較的大勢の参加者を募集し、ある題目について伝えたり話したりするので幅広い参加者が見込まれ、かつ参加者と主催者・講師のそれぞれが満足しなければなりません。
先ず「テーマ」をきめるわけですが、もともとそんな能力があるわけではないので、テーマには最後まで不安がありました。
次に日程を決め、会場を確保し、チラシ等を作成し参加者の募集活動があります。
経費もかなり掛かります。
苦労して参加者を集めて、それが延期となれば、全くの経費倒れで、しかも参加者に延期のお知らせと迷惑をかけたことへのお詫びも必要です。
だからできることなら強行したいところですが、参加者の安全が最優先です。
右に進むか?左に進むか?迷った時に大きなストレスがかかるといわれますが、延期か?中止か?予定通り開催か?の判断には大変大きな負荷がかかります。
とにかく判断基準がないのでこれには往生しました。
恐らく多くの人が同じような経験をされていると思います。
2度とも参加の申し込みをいただいた方が、「2度あることは3度あるので、3度目は申し込みをしません」といわれた方もありました。
いろいろな捉え方がありますね。
それでも今度こそは!との思いで3回目の計画を立て、色々準備に取り掛かりましたが、結果良好でした。
あきらめなくて良かったということでしょうか。
【講演会開催の目的と講演会の特徴】
今まで百歳時代を踏まえた「幸齢者大学」「生涯楽習大学」「バラ色未来創造大学」など多くの講座やイベントを発信してきました。
従って現在置かれている高齢者の環境や百歳時代に向けた思いは人一倍強いものがあります。
それに加えて大きな技術革新の到来です。
これだけでも大変なのに、そこにコロナで、百歳時代の船出は、まさに出鼻を砕かれた感じです。
でも不必要に委縮するわけにはいきません。
守りと攻めのバランスを上手にコントロールしながら、元気を出す時です。
今こそ笑顔です。
気概をもって、人生百歳時代にふさわしい新たな高齢者観や価値観を熟成する必要があると考えます。
そして、なんだ、かんだといっても、周囲との「良好な人間関係」の必要性の認識とそのスキル習得です。
今回の講演会で発信したいことはまさにこの点です。
【講演会の特徴】
この講演会の大きな特徴は一過性ではなく、継続性を有している点です。
「いい話だったなー」だけで終わるのではなく、2時間の講演会で総論として主催者の思いが発信出来たら、次に各論として、それにマッチした内容の講座やイベントを発信する予定です。
従って講演会の参加者ともこれから長いおつきあいをさせていただき、共に豊かなライフスタイルの確立を目指します。
ハッピーライフ創造塾は弱小グループで、何もかも微力ですから、できることは本当に限られています。
しかし営利を目的としていないので、本来発信したいことが厚い想いで純粋に発信できるという点に魅力があると思います。
加えて講演会の効果もその都度検証できるというメリットもあります。
主催者のハッピーライフ創造塾のメンバー7人がおもてなししますが、同じ高齢者ですから、同じ視点で接することができる点も参加者に受けているようです。
【多くの協力に深謝】
スタッフは手弁当ですが、それだけでは開催できません。まず「岡山県共同募金会」の助成をいただき、地元の教育委員会、社会福祉協議会、新聞社の後援を受けることができ、資金面や広報面で大いに助けて頂きました。
深謝の限りです。
厚くお礼申し上げます。
次回は講演の内容と参加者のコメント等をお知らせします。