マナーうんちく話2096《「人生百年二毛作時代」と「祝い年」》
●世界に発信したいシニア世代の凛とした生き方
幕末から明治にかけて日本を訪れた外国人は一様に、貧しくとも凛とした日本人の生き方に目を見張ったようです。
そして今、平均寿命と健康寿命が世界のトップクラスに位置する日本人の生きざまを世界中の人が見守っています。
シニア世代の底力を発揮するとともに、明るく、元気で、豊かな生き方を世界に向けて発信し、世界に先駆けて達成した長寿国としての良きモデルケースになればいいですね。
そのためにも、令和最初の正月を迎えた今、ひとり一人が現在の人生と真剣に向き合い、《自分らしい人生》を豊かに生きていきたいものです。
●高齢期を幸せに生きることが最高の社会貢献
「人生100歳時代」をネガティブに捉える人が少なくありませんが、日本が世界に先駆けて長寿を達成したということは、世界に誇ることです。
なぜなら、日本人が一生懸命働き、経済を豊かにし、栄養状態を改善し、医療制度を確立し、医療技術を進歩させ、加えて平和な社会を築いたから成し遂げられた偉業だからです。
日本に生まれたこと、この時代に生まれたことに感謝しながら、キラキラ輝いて生きることが、その礎を築いてくれた先人への恩返しであり、次世代へのメッセージになるのではないでしょうか・・・。
仕事の第一線を離れた高齢期は自由になる時間がとても豊富です。
《楽しい時間》《生産的な時間》そして《社会のためになる時間》を思い切り使い、高齢期を【幸齢期】にしたいと思っています。
・・・誰だって、本当にいいことをしたら、一番幸せなんだねえ。・・・
宮沢賢治の名言ですが、このことは幸福に関する最新の研究でも立証されたようです。
そして幸せを多く感じる人ほど長寿になるとか・・・。
健康長寿になろうと思えば人に喜んでもらうこと、人の役に立つという心掛けが大切なわけですね。