マナーうんちく話2140《変わりゆく死生観と葬儀の在り方。どうする?》周囲との良好な関係を!》
長寿の傾向は世界中どこも同じでしょうが、単に平均寿命を競うより、医療や介護の世話にならず自立して生活できる「健康寿命」の増進が大きな課題になっています。
そして健康寿命を延ばすには睡眠、栄養、適度な運動、生きがいなど様々なアプローチがありますが《周囲との良質な人間関係作り》はとても大切で、本当の自立とは「周囲の人といかに良好な人間関係を築いているか」だと思います。
ところであなたは現在知人が何人くらいいますか?
では友人と言える人は何人くらいでしょうか?
さらに「親友」と呼べる人の数は?
特に高齢期に差し掛かり、第一線を離れると今までの人脈はもろくも崩れます。
従って新しい縁作りが必要になってくるわけですが、特に大事にしていただきたいことは周囲との人間関係です。
伴侶、家族、地域の人などとの良質な関係がキープされているかどうか。
溝やひずみが生じていれば修復しなければいけません。
加えて加齢とともに親友などが去っていくケースも多々あるでしょう。
新たな友人を作る必要が生じてきます。
最近2年も3年も全く友人と言える人ができていなければ、寂しい人生になるかも・・・。
いくらお金があっても、物に恵まれていても、何日も楽しい会話がなければ次第に孤独感を味わうようになってくる恐れがあります。
そこで新たな人づくりに励んでいただきたいと思うわけです。
人づくりの具体的な取り組みは多々ありますが、まず理解していただきたいことがあります。
人生100歳時代を心豊かにする「周囲との良質な人間関係作り」は決して簡単な事ではありません。
生産現場と違い利便性も効率性も関係ありません。
人間関係作りは容易くないので、手間・暇をしっかりかけてください。
そのことを心に刻んで、「思いやり」と「相手に尽くす」ことを心がけて下さい。
ポイントは下記のとおりです。
〇損得勘定抜き。
〇見返りを求めない。
〇ギブ&ギブの精神。
〇コマめ。
なお人づくりは非常に大切な項目ですから、別枠のコラムで《人づくりのポイント》についてシリーズでお届けします。
今までのコラムと重複している点も多々ありますが、復讐の意味も込めてお付き合いくださいね。
人生が好転するかも・・・。