マナーうんちく話2096《「人生百年二毛作時代」と「祝い年」》
11月は「霜月」といわれますが、霜が降り始める「霜降月」を省略した呼称という説があります。
ちなみに9月は「長月」といわれますが、夜が次第に長くなる「夜長月」の略です。
霜が降りるのはまだ先ですが、本格的な冬の訪れを告げる月ということには違いありません。
詫びた月。
心地よさの中にも、早々と冬支度に取りかかるようになり、陽だまりが恋しくなります。
また紅葉がとても美しくなる時期ですが、昔から美人薄命といわれるように紅葉の美しい期間は儚いくらい短いのが現実です。
地域差もありますが概ね厳しい冬に向かう直前の3、4週間くらいでしょうか・・・。
しかし、その紅葉はより鮮烈な色となって多くの人々を魅了します。
日本は四季の美しい国で、季節の移り変わりを楽しむ様々な楽しみごとがありますが、それらの中でも、とりわけ紅葉は好まれていたと思います。
日本の秋を大いに実感したいものですね。
ところで今の日本は世界屈指の長寿の国になりました。
あなたは長い人生をどう生きますか?
長生きを競うことも必要でしょうが、いかに充実して生きるかということも大切にしたいものです。
長寿は人類永遠のテーマでそれを世界に先駆けて達成したことは、大変めでたいことで喜ばしいことです。
本来なら・・・。
しかし長寿は裏を返せば超高齢社会で高齢者が多いということで、非常にネガティブに捉えられているのが現状です。
何とかならないものでしょうか?
私は《超高齢社会をポジティブにする哲学》を今こそ確立し、それを世界に向けて発信し、長寿を世界中の人が喜びあえる世界にするべきだと思っています。
それには若者も高齢者も希望に満ちた社会を目指す必要があります。
そこで《人生100歳、二毛作時代》に向けたコラムを、これから機会あるごとに発信していきたいと思っています。
ぜひ前向きにお付き合いください。