マナーうんちく話251≪電話のかけ方のマナー≫
「1月はいぬる、2月は逃げる」と言いますが、1月2月は何かと多忙で、あっという間に時間が経過するのでこのような言葉が産まれたそうです。
歳を重ねると月日の流れが早く感じられますが皆様は如何でしょうか?
心と体のバランスを上手にとって、充実した日々を送ることが大切ではないでしょうか・・・。
前回は「嫌な上司と上手に付き合うポイント」に触れましたが、今回は上司から「嫌な仕事」を頼まれた場合についてです。
組織で働いている以上、上司からの業務命令は日常茶飯事です。
これが好きな仕事や、やりがいのある仕事なら「喜んで」、ということになるのですが、都合のいいことばかりではありません。
嫌な仕事も有れば、苦手な仕事もあります。
たとえ嫌な仕事でも、「やって当然」だとおもいますが、最近はこのようなケースの場合は簡単に断る若者が増えているとか・・・。
長い目で見るともったいない話だと思います。
断れば自分の可能性も同時に閉じてしまう気がしてなりません。
また、価値がある仕事か否かも、自分が決めるのではなく上司が判断することです。
ここはひとつ前向き思考で、喜んで引き受けるのがお勧めです。
失敗を恐れて断るより、挑戦してみる勇気も長いビジネスシーンではとても大切ではないでしょうか。
もし失敗しても、その失敗が将来を考えた場合、かけがえのない肥やしに成ります。「失敗が無いビジネス」ということは、同時に「成長の無い人生」になる恐れが有るということです。
失敗や挫折を幾度も経験すると共に、忍耐と努力する気持ちを育むことも大切でしょう。特に若い時期には好きな仕事や得意な仕事はあまりありません。
兎に角、色々な事を経験し、挑戦し続ける勇気が必要だと思います。
とはいっても嫌な仕事を嫌々ながらするのはモチベーションも下がります。
ストレスも溜まるでしょう。
特に非正規社員や契約社員のような場合はなおさらです。
断ったほうがいい場合もあるでしょう。
しかし次回の契約更新も気になります。
評価も下がる恐れがあります。
断り方が大切です。
ポイントは相手が納得する理由をきちんと添えることだと思います。
例えば「お受けしたいのは山々ですが、私では力量不足だと思います」、「あいにく他のスケジュールが詰まっており余裕が有りません」などと丁寧に断って下さい。
加えて、「私を指名して頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。」などのお礼の言葉もお忘れなく。
但し場合によっては嫌がらせに聞こえないとも限りません。臨機応変に対応して下さい。
さらに、嫌な仕事を部下に依頼する上司も、出来る限り「嫌な仕事をなぜあなたにお願いするのか?」、その理由をきちんと説明する事も大切です。
労働時間の短縮が話題になり、心豊かな生活を追い求める風潮が高まっていますが、そのためには仕事の質も考えなければいけません。
さらになりよりも仕事は人間関係です。
日頃から職場において良好な人間関係が築けていたら「嫌な仕事」も周囲の人が応援してくれるでしょう。
逆に人間関係が良くない場合は、たとえ価値ある仕事でも、その価値は十分生かされないと考えます。これからは様々な人間関係が新たに生まれる時期です。
心したいものですね。