マナーうんちく話565≪織姫と彦星はなぜ一年に一度しか会えないの?≫
【冠婚葬祭の知識とマナー31】 結婚披露宴におけるマナー、受付から入場・着席まで
お祝いを当日持参する場合は、祝儀袋を「ふくさ」に包み開宴30分くらい前には会場に到着して下さい。そして先ずは受付を済ませます。
○受付にて
「おめでとうございます」の挨拶をして、名前を名乗ります。
ポイントは「新郎・新婦との関係」と「自分のフルネーム」を告げることです。
ちなみに「受付」を担当する人は主催者側になるので、招待を受けた方は、受付の人に、「おめでとうございます」の挨拶をするわけですね。
次に祝儀袋を「ふくさ」(もしくは小さな風呂敷)から出し、正面を相手に向けて両手で渡します。くれぐれも「ふくさ」のまま渡さないでください。なぜなら「ふくさ」にせよ風呂敷にせよ、中身を守るためのもので、汚れが付着していると捉えられているからです。
祝儀袋を渡したら芳名帳に記入し、名札や席次表などを受け取ります。
なお、夫婦で出席する際は、先ず夫が記入しその後、妻が記入します。
○待ち時間
受付が済んだら、ロビーもしくは控室等で、開宴を待ちます。
席次表で自分の席を確認するとともに、どのような人が列席されているかを把握しておくことも大切です。
また、ロビーや控室では、当日初めて顔を合わせる人も多いかと思いますが、出来れば自ら積極的に話しかけるようにして下さい。自分から自己紹介などして話しの糸口をつかむのもおすすめです。さらに、新郎新婦やその親にあった時は、「お祝いの挨拶」と「招待して頂いたお礼」を述べて下さい。
○入場
いよいよ入場です。
会場により異なりますが、多くは入場のアナウンスがあり、係の人から指示が有ります。
主賓か友人か親族か、立場を理解し順列に加わって下さい。
一般的には入り口で新郎新婦、仲人、両親の出迎えを受けます。(最近は仲人不在のケースが多いようです)。その際、笑顔で「おめでとうございます」と言って軽く会釈する程度にして下さい。立ち止まって握手したり、話しこんだりしたら後がつかえてしまいます。
自分の席は席次表で把握できます。
名札を確認して、自分の席に着くわけですが、その際同席の人には自ら挨拶をするように心がけて下さい。要は積極的に暖かい和やかな雰囲気を作ることです。このことは、良好な人間関係を築く基本です。
加えて、ここでぜひ覚えておいてほしいことが有ります。
「椅子への出入りは左から」ということです。
プロトコール(protocol)、すなわち国際儀礼・外交儀礼での取り決めです。
食事や会議で席に着く時、ある人は左から、ある人は右から席に着いたら、そこで混乱が生じるので、席に出入りする時は左からと決めています。覚えておかれたらなにかと役立ちます。
またホテルなどでは係の人が椅子を引いてくれます。この時には笑顔での「ありがとうの言葉」を忘れないでください。
次回はこの続きです。