マナーうんちく話599≪地震・雷・火事・?≫
人生をハッピーに彩るには、どんなことが必要だと思いますか?
勿論答えは人それぞれだと思います。
私は、「仕事」と「人を愛すること」だと思います。
これに「仲のいい友達」が加われば最高ですね。
仕事、愛する人、友達に恵まれるという大前提に、マナーの存在が有ります。
長年ホテルでブライダルの仕事に携わっていたおかげで、多くのハッピーなカップルと、素敵なご縁を頂きました。10代のカップルから、お孫さんが10人もいらっしゃるようなカップルまで、今でも瞼に浮かんで来るユニークなカップルが沢山います。
出会いや結婚に至るまでのプロセス、置かれている状況はそれぞれですが、皆さん一様にその時はキラキラ輝いています。
幸せのオーラを一杯発散されています。
殆どの人が、人生最大の幸せを実感されていると思います。
だから、学校や職場でマナーの講演をする時や、自分磨き講座や女磨き講座を担当する時には、決まって恋愛をお勧めします。そして結婚されることもお勧めします。
最近、多くの学校で「キャリア教育」が盛んに実施されています。
この場合の「キャリア」とは、仕事を通じて、どのような人生を歩むかということです。
しかし、その殆どが仕事に関連することばかりのようです。
私はそれに、「人を愛することの素晴らしさ」を加味すべきだと思っています。
結婚は人生における「選択の問題」だから、「する」「しない」は自由です。
でも本当に幸せな人生を歩みたいなら、結婚を視野に入れるべきだと思います。
但し、あくまで結婚は、ハッピーな結婚でなければなりません。
ハッピーな結婚は、周囲の人達までハッピーにします。
ということは、ハッピーな結婚は、周囲の人に、最高のマナーを発揮することになります。
しかし、アンハッピーな結婚は、周囲の人達までアンハッピーにします。
つまり、アンハッピーな結婚は、周囲の人に、最悪のマナーを発揮することになります。
この差は大きすぎます。
「マナーうんちく話110の《気遣い》」の話を参考にして下さい。
ハッピーな結婚は、自分ひとりの力では実現できません。
多くの人達の「気遣い」から実現します。
また、「恋」をすると、相手に喜んでもらいたいと思うようになります。
更に発展して、「恋愛」の段階に入ると、相手の為なら、たとえ火の中、水の中になります。
お母さんが子供に示す、まさに「無償の愛」です。
相手に最高の「気遣い」をするようになるわけですね。
この場合、見返りは期待しません。
恋愛は相手に、最高のマナーを発揮できる、人生の中でも、最もすばらしい経験になります。源氏物語が1000年以上風雪に耐えて、読み、語り継がれているのも、愛や恋をテーマにしているからではないでしょうか?
恋愛は人間にとって普遍的なものです。
マナーを磨き、大いに恋愛をして下さい!