マナーうんちく話565≪織姫と彦星はなぜ一年に一度しか会えないの?≫
ジューン・ブライドと【幸せ婚】応援講座
今日から6月。
6月は「水無月」と呼ばれ、その由来は諸説ありますが、いずれも農事にまつわるものが多いようです。また、6月は英語では「june」と表現され、日本でも「ジューン・ブライド(june bride)」と言う言葉が、すっかり定着しているようです。
「6月の花嫁は生涯幸せになる」という、ジューン・ブライドの由来は、
①昔、ローマで6月に、結婚と出産の女神「juno」を祀ったから
②昔、ヨーロッパでは、3月・4月・5月は結婚できなかったので、6月に結婚が集中し、祝福が多かったから
③ヨーロッパの天候は、6月は雨が少なく、結婚に適しているから等の説が有力です。
ちなみに日本では、6月に挙式を挙げるカップルは少ないようです。ヨーロッパから伝承された「ロマンチックな神話」も、さすが、日本の梅雨にはかなわないようですね。
やはり、生涯幸せな結婚を実現するには、「自分磨き」が一番ではないでしょうか。
余談事ですが、現在結婚式の人気が高いのは11月ですが、明治の中頃は12月が最も挙式件数が多いかったという記録があります。なぜだかお分かりでしょうか?
勘のいい方はピーンと来られたと思いますが、当時は「数え年」で年齢を数えていたので、正月になると一つ歳を重ねることになります。そこで、その前に急いで、12月に結婚式を挙げる人が多いかったようです。その気持ち良く解ります。
ところで今や日本は、世界屈指の「晩婚国」、そしてそれに連れて「晩産国」になっているようです。岡山県も、戦前の頃は、かなり早婚県でしたが、今やすっかり晩婚の仲間入りです。加えて、結婚を希望している人が、「結婚できないという現状」も見逃せません。
最近は結婚活動「婚活」が、若い人たちの間で大ブームになっています。民間や行政主催の、「出会いパーテイー」等も大変多いようです。婚情報産業等も繁盛しているようです。
特に、震災後は結婚への意識が大変強まり、大盛況のようです。
ところで、精神分析で有名な心理学者が、幸せな人生を築く条件として、「仕事」と「人を愛すること」を挙げています。私も、まさにその通りだと思います。
就職難の今、いずこも「キャリア教育」に力を入れているようです。とても素晴らしいことだと思います。でも、「キャリア教育=仕事に関すること」で、「人を愛することや結婚の素晴らしさ」を教えるまでには至ってないようです。
私は、このような時代にあっては、学生時代から、「仕事のこと」と共に、「結婚のこと」を教えるべきだと思います。社会人になって、仕事もだいぶ板についてきた時に、いざ結婚!ということで婚活に入っても、遅いのではないかと考えています。
なぜなら、「結婚する能力」「結婚して幸せな家庭を築く能力」が備わってないからです。
私自身は、約1000組の結婚披露宴を担当した経験があり、結婚の素晴らしさは、人一倍理解しておるつもりです。またその知識や経験を生かし、「お見合いのプロデュース」等にも力を入れてきました。そして、ブライダルの仲間同士6人で、良縁を創る会を立ち上げました。当時、山陽新聞にも紹介され、多くの人達とご縁を持つことができました。
素晴らしい方もおられましたが、どちらかといえば、いくら真剣にお世話をしても、「折角の出会いをモノにする力が無い人」が、多いかった気がします。
人柄も良く、それなりの学歴や仕事を兼ね備えた人たちが殆どでしたが、これでは勿体ない限りです。さらに、この現象は若い人たちばかりではありません。
マナーやコミュニケーション力の必要性を痛感いたしました。
今、「仕事」にも、「幸せな結婚する」にも、一番求められていることは「マナー」と「コミュニケーション能力」だと思います。それを基盤に、多種多様な力を加味する必要があると感じています。
ところで、結婚するからには、それが「幸せな結婚」であることが大前提です。幸せな結婚は、当事者のみならず周囲の人達も幸せにしてくれます。「不幸な結婚」は、その逆です。
そして、幸せな結婚するには、それなりの知識やスキルが必要ですが、これを伝授するところは殆どありません。本来この基礎は、家庭の食卓から創造されるべきだと思います。
今、このコラムで食のマナーを発信させていただいておりますが、是非有効に活用して頂きたいと願っております。そして、中学、高校などでキャリア教育の一環として取り入れていただければ鬼に金棒ですね。しかし、現実は、期待薄です。
そこで、この度、「岡山ハッピーコミュニケーション」では、今までの実績を活かし、その道のプロ達がタッグを組んで、山陽新聞カルチャープラザ本部教室にて講座を開催し、幸せ婚を応援することになりました。計11回に及ぶ、幸せ婚を実現するための画期的な講座です。詳しくは「セミナー・イベント情報」をご覧ください。当分の間は女性対象です。